薬学部の4年制と6年制の特徴と違いを解説

薬学部についての疑問を解決していきましょう。

薬学部には2つのコースがあるのは知っていますか?

薬学部の募集要項を見ると、2種類書かれていて、どっちに行けばいいか迷うときもあるでしょう。

今回はそれぞれのコースについての特徴を紹介していきます。

薬学部には4年制と6年制が存在する!

薬学部には2種類のコースが存在します。

一般的には・・・

というイメージだと思います。

薬剤師のイメージが強い薬学部ですが、実際には4年制と6年制の2種類に分かれていて、それぞれの進路が変わってきます。

薬学部の4年制の特徴

まずは、4年制の特徴を確認していきましょう。

紹介する特徴は3つです。

  • 薬学部4年制は研究者養成
  • 大学院に進学するのが一般的
  • 薬学部4年制は薬剤師免許を取れない

薬学部4年制は研究者養成

4年制薬学部の目的は
研究者を育成することです。

薬剤師として働くのではなく、製薬企業や化学メーカーに入り、薬学に関係することを研究していきます。

そのため、研究室では実験をおこない、データを集め、発表していきます。

研究力を養うために、生物、化学、物理の知識をつけていき、一人前の研究者になることを目標としています。

製薬企業や化学メーカーに就職する人が多いです。

大学院に進学するのが一般的

薬学部の4年制の人はほぼ9割が大学院に進みます。

4年で卒業することができますが、就職先が限られてしまい、理系の会社に就職しにくくなります。

銀行や証券会社など文系寄りの職を選ぶこともできますが、ほとんどいません。

大学院ではさらに2年間研究を行います。

4年+2年で合計で6年間大学に通うことになります。

修士として卒業し、就職をしていきます。

しかし、最近ではより高度な知識と技術を持った人材が求められていることからも、ドクターコースに進学する人も増えています。

薬学部4年制は薬剤師免許を取れない

薬学部4年制では薬剤師免許を取ることができません。

4年間通っても、薬剤師国家試験の受験資格が与えられません。

途中で、免許欲しいな・・・と思っても変えられないので注意が必要です。

また、平成29年度までに薬学部に入っている人は、単位をしっかり取り、実務実習に参加することで受験資格をもらうことができます。

平成29年度はもう過ぎているので、現在はぜったいに取ることができません。

薬学部の6年制の特徴

次に、6制の特徴を確認していきましょう。

  • 薬学部6年制は薬剤師を養成する
  • 免許を取って薬剤師として働く人が多い
  • 薬学部6年制に院進する人はほとんどいない

薬学部6年制は薬剤師を養成する

6年制の目的は薬剤師を養成すること。

特に、私立薬学部の場合には薬剤師免許を獲得することを目的としています。

6回生のときには、夏前から専用の授業があり、国家試験対策に取り組んでいきます。

また、国試前には卒業試験があり、これに合格しないと国試を受験できません。

私立薬学部に行って、薬剤師になりたいと思う時にはしっかりと勉強する必要があります。

免許を取って薬剤師として働く人が多い

6年制を卒業した後には薬剤師になる人が多いです。

薬剤師として病院や薬局になる人がほとんど。

また、薬剤師免許を活かした品質管理職に就いていきます。

製薬企業の開発職やMR職として働く人もいますが、そこまで多くありません。

薬学部6年制に院進する人はほとんどいない

薬学部4年制では大学院に進む人が9割以上です。

しかし、6年制の場合には大学院に進む人はほとんどいません。

大学を出るまでに6年かかり、さらに大学院を出るには3年も必要なのでかなり大変な道のりです。

そのため、薬剤師免許+ドクター免許を持っている人がほとんどいません。

大学の教授をやるためにはこの2つが必要なので、将来的には大学教員が減っていくとされています。

4年制と6年制を比べてみた

4年制と6年制の特徴を比べていきましょう。

私が大学に6年間通ったうえで、感じた違いです。

6年制の方が授業が多い


6年制の方が圧倒的に授業数が多いです。

必要単位数を比較してみましょう。

6年制が143なのに対し、4年制はたったの82です。

ぜんぜん違います。

大阪大学以外でも、同じくらいの授業が必要でしょう。

つまり、6年制の薬学生はテスト勉強をたくさんしなくてはならず、非常に大変です。。。

4年制は研究室にいる時間が多い

4年制は授業が少ない分、研究室にいる時間が長くなります。

研究者を養成するコースなので、研究室で実験をしています。

朝9時くらいに研究室に来て、そこから18時まで研究室にいます。

途中ご飯を挟むので8時間ほど実験をしている計算です。

研究室によっても実験に対する取り組み方が異なります。

研究室選びで、どの研究室がいいかをしっかりと決めていきましょう。

卒業発表の大変さが違う

最後の違いは卒業発表の難易度です。

圧倒的に4年制の方が難しくなります。

6年制の場合には、途中に実務実習期間があり、研究に時間がさけていないことが考慮されます。

実験数がそこまでなく、データが揃っていなくても、なんとか乗り越えられます。

一方で、4年制の場合には実験量と結果が求められるので、発表するだけでも大変です。

4年制と6年制どっちを選ぶべき?

最後にどっちを選ぶべきかについてです。

4年制と6年制の特徴を紹介していきましたが、最終的にはどっちがいいのでしょう?

結論から言うと、自分の将来なりたい職業によると思います。

薬剤師になりたいなら、6年制。

研究職になりたいなら、4年制と考えておくといいでしょう。

開発職、MR職はどっちのコースからも行けます。

自分がなりたい将来から逆算して考えるといいでしょう。

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