薬局実習を受けてよかったこと5つ

私は5回生の夏に薬局実習を受けてきました。

薬局実習は薬学生がぜったいに受けなくてはならない必須事項です。

これからの薬学生も必須の実習となることでしょう。

そんな中で

薬局実習って意味あった?

 

薬局実習なんかやらなくてよくない??

という疑問の声がありました。

今回は、薬局実習に対して疑問を抱いている薬学生のあなたに、私が薬局実習をやってよかったと思ったことを紹介していきます。

結論から言うと薬局実習はやってよかった

結論から言うと

薬局実習はやってよかったと思います!

私はこのことを声を大にして言いたいです。

薬局実習をやる前には、正直やる意味なんかないだろと思っていました。

それでも、やってみなくちゃ分からないという言葉があるように、実際にやってみると想像とかなり違っていましたね。

私がやってよかったと思ったポイントは下の5つです。

  • 薬局の中身を知ることができた
  • 薬剤師さんのすごさを実感することができた
  • 本物の患者さんと話す機会ができた
  • 薬のことを勉強するきっかけになった
  • 横のつながりが増えた
  • 1つ1つ詳しく紹介していきますね。

    薬局の中身を知ることができた

    1つ目のよかったところは薬局の中身を知ることができました。

    「薬局」と一口に言っても、私たちは薬局を外側からしか見ていません。

    薬局を利用する機会も少ないです。

    あったとしても、年に3回あればいい方でしょう。

    そもそも、薬局と触れる機会が少ないです。

    また、薬局内部で働く機会も非常に限られていますよね。

    薬局の事務バイトをやったことがあれば、話は別ですがほとんどの人はやったことないでしょう。

    つまり、薬局の中を見たことがないです。

    実際、私も薬局で働いたことがないので、新しい発見がたくさんありました。

    薬局ってこんなことをしてるんだ!
    知らなかった!!

    というシーンがたくさんありましたね。

    薬局の中身を知るという意味で薬局実習は非常に意味があると思います。

    薬剤師さんのすごさを実感することができた

    あなたは薬剤師さんのすごさを実感したことがありますか?

    私は薬局実習をするまでは、まったくありませんでした。

    薬剤師=薬を渡す人、給料がいい

    という単純な考え鹿ありませんでしたね。

    これも薬剤師さんと関わる機会が少ないからだと思いますが、単純なことしかやっていないと思っていました。

    実際に薬局実習をして、担当の薬剤師さんと2か月以上一緒にいると、薬剤師さんのすごさが分かってきたんです。

    薬剤師さんのプロフィール60歳前後
    薬局を経営
    開業から30年

    私を担当していただいた、薬剤師さんのすごいところを紹介させてください。

    朝早く夜は遅い
    とにかく患者さん第一
    薬局の外でも活躍
    薬の知識は完璧

    朝早く夜は遅い

    1つ目にすごいなと思ったことは朝が早いこと。

    この薬剤師さんは社長なので、いつ出勤しても問題ないわけです。

    しかし、朝は一番に出社していました。

    おそらく、私の実習期間中は毎日朝一番にしていましたね。

    先生に聞いてみたところ、毎日7時くらいからいるそうです。

    すごい。。。。

    そして、夜は社員さんや事務さんが帰るまで残っていました。

    残業代が出るわけではないのに、毎日遅くまで働いていました。

    20時くらいまで働いているそうです。

    先生、働き過ぎです。。。

    しかし、先生がやっている仕事は、全てが薬局のためを思ってやっている仕事でした。

    自分の薬局のため、自分の薬局来てくれる患者さんのために仕事をしていました。

    朝7時から夜20時まで薬局いるとなると、もはや住んでいますよね笑

    ほんとにすごい!

    とにかく患者さん第一

    とにかく、患者さんのことを第一に考えていらっしゃいました。

    どんなに忙しくても、投薬台に立ち患者さんを最優先されていました。

    老人から中年の方、小さな子供に至るまで、どんな人に対しても、服薬指導をされていたのが印象的でした。

    患者さんの中には、長話が好きな人いらっしゃいます。

    その患者さんにも嫌な顔一つ見せずに、対応されていましたね。

    薬局の外でも活躍

    私の担当薬剤師さんは、薬局の外でも活躍していました。

    学校薬剤師
    地域連携会議への参加
    在宅医療

    学校薬剤師では、近くの中学校で麻薬に関する授業をしたり、プール検査をしたりしていました。

    また、地域の老人ホームで開かれていた、地域連携に関わる会議に参加して、地域医療について話し合いをされていました。

    在宅医療にも力を入れていて、寝たきりの患者さんの元へ薬を届けていました。

    在宅医療は薬局の営業時間が終わってから行うので、帰ってくるころには22時を回っていました。

    在宅医療の体験談については、別の記事で紹介しますね。

    とにかく、薬局街でも活躍する薬剤師さんはほんとにすごいなと思いました。

    薬の知識は完璧

    薬剤師さんの薬の知識は完ぺきでした。

    処方される薬について、何でも知っているそうで、毎日勉強しているそうです。

    新薬が出てきたときには必ず勉強します。

    よく先生から、「この薬は何?」と質問されたりもしました。

    けっこうな頻度で答えられないので「勉強しなあかんで~~」と諭していただいていました。

    勉強します。。。

    本物の患者さんと話す機会ができた

    あなたと私も含め、本物の患者さんと接する機会はほとんどありません。

    親や身内が病気になったときに、患者としてかかわることがあると思います。

    しかし、それ以外の機会はほとんどありませんよね。

    つまり、薬局実習では本物の患者さんと接することができる貴重な機会なのです。

    2か月以上に渡って、いろいろな患者さんに接することができる体験はなかなかできません。

    それを学生のうちに体験できるのは嬉しいです。

    薬局関係の職種に就かないとしても、今後の人生において非常にいい体験になると思います。

    薬のことを勉強するきっかけになった

    薬局実習では本物の薬に毎日接します。

    処方箋が来れば、棚からピッキングをして薬を取り揃えます。

    薬を毎日触るので、ぜったいに薬について勉強しなくてはなりませんよね。

    自分が知らないものを触るのって気持ち悪いですよね。

    勝手に興味が湧いてきます。

    この薬ってなんだっけ?
    作用機序って何だっけ?
    副作用はなんだろう??

    毎日のように疑問が湧いてくるので、どんどん調べていました。

    正直、5回生の時期だと国家試験はまだまだ先なので、ほとんど勉強しません。

    薬局実習を活かして薬について勉強するいい機会にしていきましょう。

    横のつながりが増えた

    最後のやってよかったポイントは、横のつながりが増えること。

    5回生になると、新しいコミュニティが増えにくくなりますよね。

    サークルも引退するし、バイトも辞めるし、新しいつながりができにくいです。

    特に、私の場合には同学年が80人しかいません。

    グループが形成されますし、新しい出会いが減っています。

    薬局実習は新しいつながりを作ることができるいい機会だと思いました。

    講習会で隣になった人や、友達の友達などから知り合いを増やしていきます。

    普段の大学にはいないようなおもしろい人もたくさんいました。

    阪大生はどちらかというとおとなしい学生が多いです。

    まじめに勉強して、けっこう保守的。

    一方で、私が知り合った薬学生は、新しいことにチャレンジしていたり、活動的だったり。

    けっこうおもしろいです。

    中には「俺は起業するんや~」と宣言している人もいましたね。

    やっぱすごい。

    私は新しくできた友達から刺激をもらっていました。

    まとめ

    今回は薬局実習をやってよかったと思うポイントについて紹介してきました。

    やっぱりやってよかったです。

    この気持ちをあなたにも共有したいと思い、記事を書きました。

    あなたが薬局実習前なら、参考にしてください!

    よりよい薬局実習になることを祈っています。