糖尿病の基本について学ぼう!

糖尿病という病気を聞いたことはありますか?

糖尿病は最近になってさかんにメディアなどで取り上げられるようになった病気です。

まずは正しい糖尿病についての基礎知識を勉強していきましょう。

私がいろいろ調べたことをここにまとめました。

糖尿病の概要

糖尿病は、インスリンの作用不足によって生じる代謝疾患群です。

慢性の高血糖状態を主徴としさまざまな合併症を引き起こすことで生活の質(QOL)や生命予後を悪化させます。

平成26年患者調査(厚生労働省)では国内の糖尿病患者は316万人と報告されていますが、同年度の国民健康・栄養調査(厚生労働省)の結果から糖尿病が強く疑われる人は約950万人にのぼると予想されます。

糖尿病の分類

糖尿病は成因により、1型糖尿病と2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他の機序・疾患による糖尿病の4つに分類されます。

1型糖尿病と2型糖尿病の違い

国内における糖尿病患者の約5%は1型糖尿病、約95%は2型糖尿病に該当します。

後天性の2型糖尿病が非常に多いのがわかりますね。

1型糖尿病

  • 主に自己免疫を基礎とした膵β細胞の破壊
    主にインスリン依存状態(絶対的なインスリン欠乏)
    ⇒ 生命維持にインスリン治療が不可欠病態
    若年期に多い(中高年でも認められる)
    肥満とは関係性はない
    血縁者における糖尿病は、2型糖尿病より少ない
    多くの場合、急激に症状があらわれる
  • 2型糖尿病

  • インスリン分泌低下、インスリン抵抗性
    主にインスリン非依存状態(相対的なインスリン不足)
    ⇒ 生命維持にインスリン治療は必須ではない
    発症年齢40歳以上に多い(近年は若年発症も増加している)
    肥満との関係性肥満、または肥満の既往が多い
    家族歴血縁者にしばしば糖尿病を認める
    症状の進行進行するにつれて緩徐に症状があらわれる



  • 2型糖尿病の成因

    2型糖尿病は、インスリン分泌能低下やインスリン抵抗性をきたす遺伝因子に、肥満や過食、運動不足、ストレスなどの環境因子が加わり、インスリン作用不足を生じて発症します。

    インスリン作用不足となる背景は個々に異なりますが、日本人ではインスリン分泌能の低下が優位となる症例が多いといわれています。

    しかし、近年では肥満の増加に伴い、インスリン抵抗性が優位となる症例が増えているとされています。

    糖尿病の症状

    糖尿病の典型的な症状には口渇、多飲、多尿、体重減少などがありますが、初期の段階では無症状であることが多いといわれています。

    血糖調節に関わる主なホルモン

    通常、血糖値が上昇すると、膵ランゲルハンス島β細胞より分泌される
    インスリンの作用により、血中のグルコースが肝臓や筋肉、脂肪細胞な
    どに取り込まれ血糖値が低下します。

    一方、血糖値が低下した場合には、インスリン分泌は抑制され、グルカゴンや甲状腺ホルモン、コルチゾール、成長ホルモンなどの作用により血糖値が上昇します。

    また、近年注目されているホルモンであるインクレチンは、膵β細胞に
    作用することでインスリン分泌を血糖依存的に促進します。