みなさんこんにちは、けいです!
薬学部に進学しようと考えている高校生が増えてきています。
実際、私大薬学部が設立された時期もあり、今ではたくさんの薬学部がありますね。
その中でも
私立単科薬科大学について知っていますか?
今回は単科大薬学部について調べてきましたので、紹介しますね。
みなさんの大学選びの参考になればと思います。
目次
単科薬科大学って?

まず始めに
「単科薬科大学とは何か?」
というところから始めますね。
単科薬科大学というのは○○薬科大学という名前の付いた大学です。
単科大学には薬学部しかなく、他の学部がありません。
全校生徒薬学部で後輩も先輩も全員が薬学部です。
早稲田大学や慶応大学などは工学部から理学部、経済学部など様々な学部が入っていますが、単科薬科大学には薬学部しかないのが特徴です。
私立単科薬科大学にはどんな大学があるの?
全国の薬学部がある大学のうち、単科薬科大学はどれくらいあるのでしょうか。
下に表でまとめましたのでご覧ください。

全国を見ると薬科大学は13校あり、そのうち東京や関西圏に偏りが少しある感じですね。
東京には13校のうち4校が集中していることから、たくさんの単科薬科大学が集まっていますね。
関西圏の京都薬科大学、大阪薬科大学、神戸薬科大学はレベルの高い私大薬学部と言われており、関西圏の薬学部を目指す高校生が受けています。
次の項目からは単科薬科大学のメリットとデメリットについて考えていきましょう。
友達の話を聞いたり、教授の意見を聞いたり、自分の意見を入れたりしながらまとめてみました。
私立単科薬科大学のメリット

まず始めに単科薬科大学のメリットについて考えてみましょう。
単科薬科大学には下の様なメリットがあります。
- 薬学部を志した同士がたくさん集まってくる
- 考え方が近い人が集まりやすい
- 楽しい
薬学部を志した同士がたくさん集まってくる
単科薬科大学に集まってくる学生は基本的に薬学部を目指します。
そして、そこに合格した人は薬学部を一直線に目指してきた人でしょう。
自然と同じクラスの人は薬学を高校生の頃から志した仲間ですね。
こういった仲間がいれば勉強もはかどりますし、友達も増えやすくなるでしょう。
大学生の1回生、2回生のうちには一般教養科目や外国語の言語がありますが、別の学部の人がいたりすると話しかけて大丈夫か迷うことがあります。
何しゃべったらいいかな?って躊躇してしまう、ってことがありました。
その点薬学部だけなら気軽に「どこのクラスー?」「専門科目難しかったよねー」と会話が弾みやすくなるでしょう。
考え方が近い人が集まりやすい
総合大学の場合には色々な学部の生徒が集まります。
経済学部や外国語学部、工学部、理学部、医学部など非常に多種多様な学生が集まります。
各学部にはおおまかな性格があり、ノリが合う、合わないの問題が発生することがあります。
薬学部はどちらかというと、マジメでテスト前にはしっかり勉強する学生が多いです。
しかし、自分の友達を見ていると、経済学部や外国語学部はほぼ一夜漬けか朝だけ勉強したり、薬学部よりも不真面目な学部の学生が多い気がします。
医学部の人はなんとなくぶっ飛んでるし、工学部の人もよくわかんないし~って感じです。
これはあくまで私の個人的意見ですが、薬学部からすると合わせにくい人も多いのではないでしょうか。
その点、単科薬科大学の場合は、薬学部しかいませんので、感覚が近い人が多いはずです。

友達を作ったり、一緒に勉強したりするうえで、考え方が合う人を見つけやすいかもしれません。
親御さんの間では、文系の学生とつるませたくない!
といった方もいらっしゃるようで、あえて子どもを単科大学に進学させようとするそうです。
まあ、なんでかは知らないですが。
私は大阪大学で、歯学部や工学部、経済学部、理学部など色んな友達がいますが、なんやかんや薬学部といるのが落ち着く気がしてます。
知らず知らずのうちに居心地が良くなっているのかもしれませんね。
楽しい!!
最後のメリットは楽しい!です。
同じ志を持ち、考え方の近い友達が周りにできれば自然と学校生活は楽しくなると思いませんか?
学部によってノリが若干変わってきて、大学内に同じ薬学部しかいないとなれば毎日が楽しくなることでしょう。
薬学部のノリってなんだよって思った人もいるかもしれないですが、自分の大学のノリをイメージしてみるといいかもしれません。
ちなみに、阪大生の場合はまじめな人がやっぱり多いので「わーい、いえーい」とはならず、硬い会話をしている人が多い気がします。
続いて、単科薬科大学のデメリットについて考えてみましょう。
私立単科薬科大学のデメリット

単科薬科大学のメリットでもあった、薬学部しかないという点ですが、裏を返せばデメリットにもなりかねません。
単科大学のデメリットをまとめてみました。
- 他学部との交流がない
- 考え方の多様性に触れる機会が少なくなる
他学部との交流がないので閉鎖的になる可能性がある?
学校には薬学部しかいないので、他学部との交流がほとんどないです。
自分からどこかへ行ったり、交流の場に顔を出さなければ、入学から卒業までずっと薬学部と過ごすことでしょう。
安心できるという面もありますが、その反面「薬学部」以外の人に対してなかなか打ち解けられなくなってしまうということも考えられますね。
どうやって接したらいいのか、何を話せばいいのか、と悩むこともあるでしょう。
薬学部以外の初対面の人ともしっかりとしゃべれるように、自分から他の大学の学部と交流をしに行くことが重要になります。
多様な考え方にふれる機会が減ってしまう?
他学部がいないということは、薬学部以外の考え方に触れる機会がありませんよね。
考え方の違う人と交流を図ることは、人間が成長の際にけっこう重要な要素になるそうです。
考え方の違いを認識して理解して受け入れる、という3段階の動作が人間の深みを形成してくれるのです。
学部によって物事Aをどうやってとらえる傾向にあるかを少しだけ考えてみましょう。
薬学部は物事を薬、健康という視点から見ることが多くなります。「これははたして健康に良いものか、どんな健康増進が見込めるのか」
一方で経済学部は、物事を経済の面からとらえるでしょう。「これは売れるのか、売れたらどれくらい利益が見込めて、どれくらい手元に返ってくるか」
また、工学部や理学部は物事を物として考えることが多いでしょう。「これはどれくらいの割合で発生して、どんな現象を引き起こすのか」
文学部の場合は物事を人間の感性や気持ちにスポットを当てるかもしれません。「これを制作した人はどんな想いを込めたのか、どんないきさつで作ったのか」
こんな感じです。
私のイメージですが、Aという物事に対して色々なアプローチがあり、その違いを理解するのは楽しくもあり大切でもありますね。
- 君の考え方は想像もしてなかったよ!
- その発想はいいね!
という気づきが生まれやすくなるのも他学部がいる大学ならではです。
こういった機会が単科薬科大学にはないので、ちょっともったいないかなとは思います。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
今回は私立単科薬科大学のメリットとデメリットについて紹介してきました。
単科薬科大学の最大の特徴である薬学部しかないポイントをどうとらえるかによって印象が大きく変わりますよね。
全国には単科薬科大学の他にもいろいろな学部が揃う総合大学などもありますので、比較しながら自分の進路をきめたらいいかなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。