みなさん、こんにちは、こんばんは。
管理人のけいです。
勉強の進捗状況はどうですか?
しっかりと目標を見据えながら一歩一歩進んでいきましょう。
みなさん、私は現役時代、どこの大学にも合格できませんでした。
タイトルにもある通り受験結果は「全不合格」です。
当然、行ける大学がないので浪人するしか道はありません。
親に頭を下げて駿台に通わせてもらいました。
しかし、浪人が決まった瞬間は全くやる気が出ません。
びっくりするくらいやる気が出ません。
今回はどん底の気持ちからどうやって、駿台で勉強する気になるまでモチベーションを回復させたかをご紹介します。
目次
現役時代の受験プランと浪人決定の瞬間
現役時代の大学受験計画
私は現役時代、薬学部を目指していました。
第1志望は千葉大学薬学部。
ここは家からも近く通いやすい国立大学で、高校2年生の頃から目指していました。
一緒に受けた大学は慶應大学、東京理科大学、北里大学、星薬科大学の4校です。
当初の予定ではこれらの4校にすべて合格し流れを引き寄せてから千葉大学を受験し、流れのままに合格してしまおうと考えていたんです。
ところが、、、、、、
私立薬学部の全てに不合格
私は心の中で、どこかしら受かるだろうな、千葉大無理でもどっかに進めるだろうなと考えていたんです。
それがどこにも受からない。
めちゃめちゃピンチです。
千葉大学のレベルは関東圏の薬学部では東京大学の次で、受験界では星薬科大学に受からないようでは話にならないレベルと言われています。
その星薬科大学に不合格だった私はどうなるんだ!
そんな状態で千葉大学の受験に臨みました。
案の定結果は不合格。
当然と言えば当然です。
これで私の受験はすべて終了。
どこの大学にも受からず、浪人へ進むことになりました。
この時の気持ちは、どう書き表していいか分からないほどで、自分のふがいなさやなんでもっと勉強しなかったんだろうという悔しさ、これから1年間浪人をして勉強しなくてはならないという絶望。
色んな感情が一気に押し寄せてきて、「もうやだ」となりましたね。
浪人が決まった後の私生活
ここで、浪人決定後、私がどんな生活だったかを紹介します。
高校から卒業し、浪人生活がスタートしたとは言っても、実際予備校が始まるのは4月からなんです。
高校の授業は全て2月でほとんど終了しているので学校に行くのは卒業式のときくらい。
そう、暇なんです。
めちゃくちゃ暇なんです!!
親は2人とも朝8時には家を出て、18時くらいに帰ってきます。
10時間は毎日自分1人で過ごす時間。
私は東京から茨城県の学校に通っていたので小学校の友達とはあまり遊んでいませんでした。
つまり、一切遊び相手もおらず、勉強もしなくていい、外に出なくても家には食料がある。
そんな人間の生活はどうなるでしょう。
私は予想通り堕落しました。
まさに、廃人のような生活。腐りきっていましたね。
朝は10時に起きて昼までゴロゴロして、おもむろ起きたかと思えばインスタントラーメンを食べ、そしてネットサーフィン。
2時間ほどネットを見て飽きたら昼寝をして、17時くらいに起きてそこからネットをしたりゲームをしたり。
夕飯を食べたら部屋に戻ってまた寝てみたりゲームをしたり。
こんな生活がずっと続いていましたね。
自分は浪人生になったのは分かるのですが、それでもまだ勉強したくないんです。
だってつまらないし、おもしろくないし、結果が出なかったし。
ほぼ投げやりの様な状態で2週間くらい過ぎたかなと思います。
先も見えないし、高校は卒業してしまったし、本当に絶望でしたね。
浪人決定の絶望から立ち直った方法
しかし、いつまでも絶望にひたりながら堕落した生活を続ける訳にもいきません。
私は心のどこかでなにか立ち直るきっかけを探していました。
何かきっかけさえあれば前を向いていけるように気がしていました。
そんなとき、父親にこういわれたんです。
いつまでも堕落してるのは自由だが、1年後にはまた受験が待ってる。少しづつでもいいからなんかやってみたらどうだ。
はっとさせられましたね。
確かに、1年後にはまたあの受験がやってくる、今できることを少しずつ始めて、またリベンジしなくちゃいけないんだと思いました。
ここでやっと立ち直ろうと思ったんです。
堕落しきった私が少しずつ始めた取り組みを紹介します。
私がやってみたことを全て載せるので、もしかしたら参考にならないものもあると思います。
参考になるものだけをピックアップして使っていただけたらと思います。
髪を切りに行った
え!いきなりこれかよ!って思うかもしれません。
でもやっぱり堕落している人間にとっては髪を切りに行くことすらめんどくさかったんです。
なぜなら人に会わないし、外に出ないし、親にしか会わないからどうでもいいかなって思いますよね。
わざわざ身だしなみを気にする必要がないんです。
まずはファーストステップということで外に出て髪を切ってきました。
当時の私はというと、髪が非常に長く、耳はすっぽり隠れて襟足は伸び放題、前髪は目にかかるほどでした。
めちゃくちゃ長い。。。。
今回は思いっきり切ってもらったんです。
丸坊主とはいきませんが、横と襟足は刈り上げてもらい、前髪は少し残す程度。さっぱりしましたね。
髪を切りに行くだけでもかなり気分が違いました。
おそらく、久しぶりにちゃんと外に出たのも大きかったがします。
大学の良いところを父親に教えてもらった
次にやったことは、私が今から目指そうとする大学はどんなところなのかを教えてもらいました。
ゴール地点にはこんなに素晴らしいことが待っていると言われたら少し希望が持てますよね。
父親が教えてくれた大学のいいところは下の3つです。
より専門的な学問を学ぶことができる
自由が増える
多様な人種に会える
大学には色々な人が集まってきます。
特に総合大学なら全国各地から学生が集まってきて同じ授業を受け、同じ時間を共にします。
同じ学年であっても、考え方や性格、得意なこと、苦手なことなど全く違います。
同じ人なんて全くいません。
こういった人たちと接することは自分の考えを変えてくれるそうです。
実際、大学に入ってみて感じたことは、意見の違いを認識して、それを自分の中で消化しつつ、相手との折り合いをつける、この流れが自分を大きく成長させてきたんじゃないかと思います。
意見の違いが大きければ大きいほど、自分もその分だけ成長できた気がします。
そういった意味で、大学に進学することは高校生にとっては本当に大きな意味を持っている思いますね。
大学ではより専門的な知識を学ぶことができる
高校では、化学、物理、生物、数学などおおまかな区切りはあったものの、基礎的な内容しか学んでいません。
化学という学問の全体から見れば、高校で扱う化学はほんの表面程度、1%くらいしかないんです。
たった1%ですよ。
大学では1%の先にあることをどんどん勉強していきます。
1回生では高校の範囲をさらに深くして30%くらいまで勉強し、3回生からの研究室配属でさらにより深いところを勉強していきます。
おそらく50%くらいまでを勉強しています。
こう考えると高校の勉強というのはほんの遊び程度にすぎないということになりますね笑
高校3年間はもちろん真剣に勉強しますが、さらに深いところには高校生では知りえない高度な知識がたくさんあるということです。
大学ではこの「深める」勉強を中心にやっていきます。
父親曰く、この深めるのが非常に楽しいそうです。
私は薬学部を目指していたので、より高度で専門的な知識を大学で学んでみたいと少しだけ思ったのを覚えています(単純・・・笑)
実際、大学に入ってからの勉強は高校の範囲の何杯も広く、深い勉強でした。
高校の勉強がどれほど楽だったか。
自分の知らないことばかりで勉強していて本当に楽しいです。
5回生になった今でも、薬学の世界は広大に広がり、勉強しても勉強しても全然足らないほどです。
大学では自由が増える
最後に父親に教えてもらったことに、大学生は自由が増えるそうです。
今でも覚えている言葉は
「大学生ほど暇で、大学生ほど何でもできる時期なんて一生ない」です。
大学生には高校生のように授業があります。
選択科目や絶対に受けなくてはいけない必修科目などが存在します。
しかし、高校生のように毎回授業に出なくてはいけないのか、というとそうでもないんです。
担当の先生によっては出席を取らない先生もいますし、テストにさえ合格すればいいと言う先生もいます。
毎回朝から授業を受けなくてもいいですし、出たくなければ出なくてもオッケーです。
高校なら自分の座席が決まっていて欠席すれば怒られましたよね。
そして、授業をさぼればなんでさぼったのかをしつこく聞かれ、追加の課題が出されましたね。
そう、自由。。。
これが大学生の強みです。
そして、大学生はほとんど大人です。
20歳になれば成人するので法律上の扱いは大人になりますね。
そうかと思えば、親に仕送りをしてもらったり、ご飯を作ってもらったりして完全には自立していません。この点は子供と同じです。
つまり最強の大人なんです。
仕事があるわけではないので責任もない。
しかし、法律上は酒も飲めるし、居酒屋にも入れるし、遅くまで出歩いていても補導されません。
何度もいいます、最強の大人です。
時間もあって金もそこそこあって、権利もあって、その点責任はない。
これが大学生です。
まさに自由。
父親にこれを熱く語られた時には単純に「大学生すげえ」ってなりましたね。
この3つを聞かされた私は、大学生になりたいなって思いました。
大学生になって色んな世界を知りたいと思いました。
3時間ほど話していましたが、ほんとうにあっという間に終わり、さらにやる気を出せました。
久しぶりに友達と連絡を取ってみた
少しづつやる気を出してきた私は次に友達に連絡を取ってみました。
最後の授業が終わり、受験が一通り終わってからというもの、友達と一切連絡を取っていませんでした。
取らないようにしようと思ったのではなく、単純に堕落しすぎて忘れてましたね。
思い切って連絡をして、遊ぶ約束を取り付けました。
サッカー部の同期4人と行くことになり、女の子ではありません。
とりあえず、映画を観てカラオケをすることになり、当日はマジで楽しかった。
久しぶりに大声で笑ったし、大声で歌いました。
やっぱり家に引きこもってネットサーフィンしているだけだと、やっぱり発散しきれない何かがあるみたい。
好きな曲を好きな友達と大声で歌う、これだけでだいぶ元気になりました。
ちなみに、友達は早稲田と慶應2人という高学歴。さすが笑 浪人生は肩身が狭いです。。
夜までカラオケで歌い、めちゃくちゃ発散しましたね。
好きなことを見つけた
次は取り組んだというよりも、たまたま見つけた感じです。
私は友達とカラオケに行きました。
そして私の友達が「ももいろクローバーZ」の「行くぜ!!怪盗少女」を歌っていたんです。
私は当時、アイドルに微塵も興味がなかったので、気にも留めませんでしたが、その日の彼の踊りは本当に衝撃的でした。
家に帰ってから、なんだあのへんなアイドルは?という気持ちでYoutubeで検索してみると、けっこう動画が出てくるんです。
PVを適当に見ていると、なんかよくわからないけどおもしろいなと思いました。
調べていくと、青い子がけっこうかわいいじゃないか?と感じ始め、PVでも目で追うようになりました。
しかし、さらに調べると青い子はすでに卒業していたという事実。
いいなと思った子がすでにいないっていう謎の展開。
その後、青い子の卒業コンサートを発見し、ついつい全部観てしまいました。
なんでしょう。とにかくももくろっていいなと思ったのと、全力感がかっこいいな!と感じたんです。
ももくろのライブはめちゃくちゃ汗流してるし、本気で取り組んでいるのが画面越しでも伝わってきました。
そんなこんなでライブや動画を見ていくうちにどんどんももくろにはまっていきました。
浪人の間はとにかくももくろを見て元気を出していましたね。
あそこで出会えていて本当に良かったと思います。
彼のダンスにはまじで感謝してます。
好きな物を見つけると、それを見るためにがんばろう、がんばったら好きな物がよりたのしくなるというプラスのサイクルに入っていきます。
自分ががんばる→ももくろもがんばっている→自分もがんばろう→ももくろもがんばっている→→
このサイクルを回すことによってかなりやる気が維持できたと思います。
アイドルにはまるのは良くない、アイドルにはまるのは気持ち悪いという風潮がありますが、私は自分のやる気がでるなら全然いいんじゃないかと思います。
ももくろのおかげで勉強に向かう姿勢ができたのは間違いありません。
浪人には体力が必要だから運動をしてみる
ももくろのおかげでかなり廃人の生活からは脱却できてきました。
毎日12時まで寝ているということはなくなり、朝ご飯、昼ご飯をしっかり食べて、外に出かけたり本を読んだりするようになりました。
春先ということで気温も上がってきたので、外で運動しようかなという気になり始めます。
元はサッカー部なので体を動かしていないとなんとなく気持ち悪いんです。
受験シーズンは体を動かす余裕なんてなかったし、廃人生活ではもちろん一歩も外に出ていませんでした。
久しぶりに近くの公園に行って、ストレッチやジョギングをして汗を流してみました。
運動はやはりきもちい。
汗と一緒に嫌な物がどんどん出ていきました。
サッカーボールもあったので、久しぶりにボールを蹴りました。
結局、一人で2時間も運動をして、けっこう疲れましたね。
家に帰ってシャワーを浴びると、さっぱり気分爽快です。
この日から1週間に2,3回は公園に行って汗をかくようになりました。
現役時代の高校の成績を見返してみた
続いて取り組んだことは高校の成績を振り返ることです。
私の成績は学校で上の下から上の中をさまようくらい。たまに爆発して上の上に潜り込むことはありましたが、だいたい上から3割程度です。
それでも、学校外の駿台や河合の模試を受けるとなかなか成績が振るわず、今一つの結果に終わっていました。
志望校(千葉大薬学部、東京大学理Ⅱ)の判定は毎回E判定。
そういえば、現役時代にD判定って見たことなかったかも。
どこにも受からないのも当然ですよね。
受験が終わってしばらくは、学校の成績を見るのすら嫌でしたが、気分が上がってくると自分の改善点を発見したくなります。
どこが悪くて試験で実力を発揮できなかったのか、自分に足りていない勉強は何かを見つけたくなるんです。
模試を振り返っていると、ケアレスミスが多かったり、適切な解答を作成できていなかったりと問題点がかなり見つかりました。
逆に、問題点が山積みの状態でよく千葉大を受ける気になったよなっていう感じです。
自分の実力を過信しすぎていたみたい。
改善点をノートに書き出して、浪人が終わるまでにすべてを克服してやろうと思いました。
実際、この目標は夏前に達成できました。
それくらい簡単だったのですが、自分を客観視できていなかったことによってなかなか治す気にならなかったんですね。
自分を振り返ることはかなり大事です。
大学受験に向けて少しだけ勉強してみた
ここまで来ると、勉強してみようかなという気持ちになってくるんです。
やる気も充実しているし、体力もついているし、毎日早寝早起きをしているし、勉強するには最高のコンディションです。
そこで、少しだけ勉強してみようと思ったんです!
自分の好きな化学をやり、少しずつですが勉強を始めました。
解いたのは簡単な問題でしたが、ノートに向かうという行為が久しぶりすぎて新鮮でした。
勉強をやり始めると、これが意外と楽しい。
問題を解いて、答え合わせをすると、「あ、勉強できているな」と喜びを感じるようになります。
勉強をするのは楽しい、勉強をした方がいいと感じられるようになれば、もう後はやるだけです。
浪人生活スタートに向けて
こんな感じで、私は徐々にコンディションを上げていき、自発的に勉強ができるようになっていきました。
最初は布団から出るのにも一苦労だったのに、今ではサクッと起きて勉強を始められるようになっている。
1か月でかなり進歩です。
浪人生活をスタートさせるうえで、勉強習慣は大事です。
浪人生は大学生よりも自由で、予備校に通わなくても怒られません。
つまり、自分から勉強して、自分から先生に質問しに行かなければどんどん、置いていかれてしまいます。
浪人生活が始まる前に、勉強習慣を身につけられたのは本当によかったです。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか。
私が、浪人決定の絶望から次第に立ち直るために何をしてきたのかを紹介してきました。
浪人はしないにこしたことはないですが、浪人が決定したからには、しっかりと自分の実力を高めて現役時代よりも上の大学に行きたいですよね。
また、浪人生になるとやはり落ち込みます。
ほとんどの人が現役でどこかしらの大学に入るのに、自分だけ何をやっているんだという気持ちになると思います。
浪人が決まって落ち込んでどうしようもないときにはこの記事をもう1回読んでみて、やる気を少しずつ上げていってくれたら嬉しいです。
何か聞きたいことがあれば、なんでも言ってくださいね。
みなさんの力になりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。