受験生のみなさん、こんにちは。
管理人のけいです。
受験ではいつでも失敗が付いて回ります。
皆さんの中にも受験に失敗してしまった方、第1志望に合格できなかった方がいるのではないでしょうか。
また、浪人への不安がある人もいるでしょう。
第1志望をもう1度目指すために浪人しようか、それとも別の滑り止めの大学に行こうか、非常に迷うと思います。
大学に全く受からなかった人も、自分なんかが浪人してはたして結果が伸びるのだろうか、実力が上がるのか、希望の大学に行けるようになるのか、心配になりますよね。
ここで私の話をさせてください。
私は国立大学の薬学部を目指していました。
しかし、現役時代には全く力が足りず、
受験した大学全てに不合格という苦い体験をしました。
進学先がないので浪人以外の選択肢がなく、駿台へ浪人することにしたんですけど、この時は本当に迷いましたね。
結果が出るのかわからないのに1年間勉強し続けるなんて不安でしかないです。
今回は私が浪人を終えて、今浪人するか迷っている人に伝えてあげたいことを7つ用意しました。
ぜひとも、私の経験をみなさんと共有したい。
そんな気持ちでこの記事を書きました。
これ読んで、浪人するかどうかの悩みが解消、軽減すれば嬉しいです。
目次
本当に行きたい大学に行くべき

私は自分が行きたい大学に進学するべきだと思います。
浪人したくない、浪人しても成績が伸びなさそうと考えて、本来はあまり行きたくない大学に進学するのはもったいないと思います。
大学はあなたの今後の生活、4年間を決定します。薬学部では6年間です。
その数年を自分の望みではない大学で過ごすのはおすすめできません。
ぜひとも、自分の行きたい大学に行ってください。
もし、行きたくない大学に進学した時のことを想像してみてください。
周りの友達は第1志望で来ているからめちゃくちゃやる気がある。
一方で自分は行きたくなかった大学だから気乗りがしない。
そうすると友達との間に温度差がどうしても生じやすくなります。
実際、早稲田大学や慶應大学では東京大学や医学部に現役で進学したかったけど、浪人が嫌で仕方なく通っている学生がいます。(友達談)
こういった学生はどことなくひねくれていて、やる気がなく、協調性がないそうです。
「俺は東京大学にあと少しのところまで勉強した。ここには仕方なく来ているからお前らとは違うんだ」といった態度で接する人が多いんです。
周りからすれば「いや、知らねーよ」って感じですよね。
こういった学生は、心のどこかに第1志望に行きたかったのに行けなかった後悔の念があるんだと思います。
浪人すればもしかしたら、合格できたかもしれないのに、浪人が嫌で進学した自分を受け入れられてないのでしょう。
みなさんにはこうなってほしくない。
現役時代に結果が出なかったら、ぜひもう1年勉強して、第1志望を目指して欲しいと思います。
浪人は無駄じゃない

次に伝えたいことは、浪人は無駄じゃないということです。
浪人してもどうせ無駄でしょ。
浪人したからって成績が伸びるかなんてわからないし
といった声が聞かれます。
確かに浪人は結果が出るかわからないばくちのように見えます。
そんなばくちを打つくらいなら目標を下げて大学に進学するべきと考える人も多いです。
しかし、私はそうは思いません。
浪人は学力を得られる以外にも多くのことを学べると思うんです!!
私が勉強面以外で成長したと思ったことを挙げます。
自分を見つめなおせる
自分の意思で行動できるようになる
自己管理能力が付く

高校生のうちは周りに友達がいますし、担任の先生もいるので自分一人で勉強する機会はほとんどありません。
あったとしてもテスト前の数週間程度で、いつも隣に誰かいたはずです。
勉強の成績が悪ければ担任に呼び出されて課題を渡され、嫌でも勉強する機会を与えられます。
友達がいれば自然と「あいつには負けたくない」と思って勉強する気になります。
しかし、浪人生は基本的に一人です。
一人で勉強して、一人で自分の能力を上げていかなくてはなりません。
もちろん、親や先生がいますがしょせん応援やアドバイスをしてくれるだけでやるのは自分一人なんです。
予備校でできる友達はしょせん高校の友達には及びません。その場しのぎのうわべだけの関係です。
そうすると、自然と自己管理能力が身についてきます。
「今の自分にはこれとこれが足りてない。だから今日はこの勉強をしよう。そして来週はここまでできるようになろう」と考えながら行動できるようになりました。
おそらく、現役のまま浪人していなかったら、この自己管理能力は付きにくいでしょう。
大学生は浪人生ほど追い込まれないので、どこかしらにゆるみが出ます。
私は浪人することで貴重な自己管理力を得られました。
自分を見つめなおせる

さきほど私は、浪人生は基本的に一人であると言いました。
一人の時間が増えると、世間では「ボッチ、友達がいないさびしいやつ」と言われると思います。
しかし、実際は一人の方が自分と向き合うには最適なんです。
友達が隣にいると、どうしても相手に何かしらの気を遣いますよね。
対して仲良くならない予備校の相手なら特に。
そんな上っ面の友達を作るくらいなら一人で行動して、自分を見つめなおす時間にあてるべきです。
自分を見つめなおすとはどういうことかというと、簡単に言えば自分と会話をすることです。
自分が何をやりたいのか、自分はどういう人間なのか、自分はなぜ浪人しているのか、などを自分に問いかけ自分で答えを探します。
この作業が非常に大切で、自分を再認識させてくれるはずです。
高校の時、自分は友達に囲まれて生きてきました。
友達に恵まれ、先生にも恵まれ本当に良かったです。
しかし、なかなか一人になる機会はなく、自分が何なのかがあまりわからないまま卒業しました。
そして、浪人生になり、ふと一人になったことによって、自分を見つめなおすことができました。
私は友達といるときには元気で気さくなキャラですが、よくよく見つめなおしてみると、一人ではそこまで元気でもないしどちらかというと無愛想なんだということに気づけました。
意外な性格でしたね笑
そしてけっこうめんどくさがり屋で、サボり癖もある。
今まで知らなかった、認識していなかった自分の姿が見えましたね。
時間が経つと、私がサボりたくなる時間が自分で分かるようにもなってきたんです。
浪人中は自習室で勉強していましたが、17時半ごろになにかと理由を付けて休憩をしたがり、その後19時くらいまではダラダラしやすいというのもわかってきました。
この自分を自分で認識する作業はけっこう重要だそうで、大人になってもできていない人がいるようです。
浪人をすることで一人の時間ができたことで、私は自分を見つめなおすいいきっかけになったと思います。
自分の意思で行動できるようになる

自己管理能力が身に付き、自分を見つめなおすことができるようになると、自分の意思をしっかり持って行動できるようになります。
自分の意思を持つことは浪人生だけでなく、大学生、社会人になってから非常に重要です。
高校のときはどちらかというと周りに合わせる風潮が強くなかったですか?
一時期、KYという言葉がはやったように、周りに波風を立てず、ことを荒げないようにしていたと思います。
周りの意見に合わせ、友達の顔色をうかがい、自分の意見はできるだけ言わない。
そんな生活スタイルが多かったと思います。
しかし、浪人生はそれではだめです。
周りに流されていたら受験に失敗します。
自分を見つめ、自己分析してやるべきことを見つけて、自分の意思で行動することが何よりも重要です。
例えば、あるテストが予備校であったとしましょう。
友達が「めんどくさいから、受けないようにしようぜ」と言って来たらどうしますか?
高校時代なら「確かにめんどくさいからサボるか」と言ってその友達に合わせても良かったでしょう。
しかし、浪人生はそれが通用しません。
自分がどうしたいかをしっかり決めるべきです。
自分が必要だと思ったら受けるべきです。受けないにしても「友達が受けないから」なんて理由付けはするべきではないですね。
浪人生になって、私は自分の意思で行動できるようになってきました。
自分が必要だと思ったことは積極的に取り入れて、テストも積極的に受験しました。
実際、この能力は大学生になった今でもかなり役立っているんです。
自分で考えてアクションを起こすのは、できそうに見えて意外とできない人が多いんです。
浪人でこの力を伸ばせたのはほんとによかったです。
浪人しているのは意外と多い

続いては、浪人生がどれくらいいるかって気になりませんか?
自分と同じ年にどれくらいの浪人生がいるんだろうって思いますよね!
そこで!私が浪人していた時期の2013年の浪人生の人数を調べてみました。
そうすると7万6千人が浪人していたんです。(参考:学校基本データ)
全国47都道府県あって、1県あたり約1900人の学生が浪人していることになりますね。
私の高校の1学年が300人くらいでしたから、実に6学年分が同じ時期に浪人しているということが分かります。
これ、めちゃくちゃ多くないですか?
高校の同期が300人近くいなくなったのに新しく7万6千人もの同期が増えているんです。
桁が全然違う。。。笑
ということはですよ、、、、
浪人したとしても全然気にする必要なんてないんです。
浪人をしていることは恥ずかしいことでも悪いことでもありません。
堂々と勉強をして、1年後にしっかりと結果を出せばいいんです。
実際、この7万6千人の中には多浪が含まれているので、自分と同じ境遇の人が何人いるかは分かりません。
少なくとも7万人くらいはいるでしょうから胸を張って浪人しちゃいましょう。
友達の目なんか気にしない

しかし、いくら同期が7万6千人いると言っても、実際はほとんど知らない人ですよね。
むしろ自分の同期はどんどん大学に進学し、華々しいキャンパスライフを送っている。
気にならないわけがないですね。
知らない同期がたくさん浪人しているのと、知っている同期が大学生で充実した毎日を送っているとなると、どうしても知り合いの様子が気になるのは仕方がないことです。
私も実際、気になることはありました。
駿台に行く途中でばったり出くわすとさらに気まずいんですよね。
向こうは大学の新しい友達と一緒にいて、自分はださい服装で参考書を広げている。。。
自分の境遇がみじめになり、相手の境遇が羨ましく思えます。
ほんまに羨ましかった。。。
ここでいったん立ち止まって考えてみましょう。
その友達はあなたに何かしてくれますか?
あなたを裏口入学で第1志望に合格させてくれますか?
その友達は別に何もしてくれないですよね。
ということはですよ、、、
気にしなくていいんです!
自分は自分!!と考えて勉強に打ち込むべきです。
最初は難しいかもしれませんが、だんだんと浪人生活にのめり込んでいけば、この思考ができると思いますよ。
私は6月くらいには周りの目が気にならなくなったし、友達に会っても堂々とした態度で臨めるようになってましたね。
こうなれば浪人生は強い。
なりふり構わず勉強していれば結果もついてきますよ。
浪人生って実はかっこいい

浪人生はかっこいいと思います。
いや、まじで!
これは完全私の意見ですが、振り返ってみると浪人生の姿はまさにイケメンそのものです。
私が思った浪人生のかっこいいポイントをぜひとも知ってほしいので、あげていきますね!!
ひたむきに努力している
浪人生はとにかくひたむきに努力します。
第1志望に合格するために、全てを捨てて勉強します。
19歳、20歳という年齢は高校から解放されて一番遊びたくなる時期ですよね。
その時期を勉強にあてて、努力しているわけです。
遊びたい欲を我慢して勉強できるのは浪人生しかいません。
大学生になると、やはり追い込まれていないので、そこまで本気の勉強はしにくいでしょう。
私も遊びたい気持ちを必死に抑えて勉強していました。。
彼女も欲しかったし、飲み会とかサークル活動とかやってみたかったし。。。
自らを律するができる

浪人生は自己管理能力があります。
さっきもお話ししたとおり、浪人生になると自己管理能力が高まります。
自分を客観的に判断し、何ができていて何ができていないかを見抜き、行動に移すことができるんです。
自らを律し、行動に移すことができる人材は、社会人になった後でも役に立つでしょう。
進んで行動できる人は周りから見てもかっこいいですよね!!
私が浪人をしていてかっこいいなと思った人は、みんな完璧な自己管理をしていたんです。
テストの点数や復習状況などをメモしておき、その日にやるべき勉強内容を細かく記していました。
さらに、週単位、月単位での目標を定め、それに向けて努力をしていましたね。
「俺はこの勉強が足りてないから、今日はがんばらなきゃだめだ」と言っていました。
私が友達になった数少ない人です。
「こいつにはかなわないな」と思い、私もそのスタイルをまねたこともありました。
浪人生は我慢ができる

浪人生は我慢ができます。
腐らずに我慢をして自分のペースで勉強ができるのは浪人生のかっこいいところです。
先ほども言った、遊びたい欲を我慢して勉強に向かっていけるのもかっこいいです。
浪人生にはけっこう我慢しなくてはならない瞬間がたくさんあるんです。
勉強しているはずなのに問題が解けるようにならない
良い判定が出ない
遊びたい
もう勉強なんかやめたい
こういった感情をいったん我慢して、勉強を続けることが浪人生には必要です。
もちろん、我慢のし過ぎはよくないですが、適度に緊張感を持たせて、勉強を続けるのがポイントですね。
やっぱり浪人生はかっこいい
こんな感じで、浪人生はかっこいいんです。
ひたむきに努力を続けられる浪人生。
遠い目標に向かって努力ができる浪人生。
なかなかこんなかっこいい人はいないですね!
「浪人生=ダサい」
から
「浪人生=かっこいい」
へと気持ちを変えてみましょう!
1年間勉強だけすればいい

ちょっと考えてみましょう。
「1年間勉強しかしなくていい」って言われたらどうでしょう。
勉強以外はしなくていいんです。
勉強をずっとしているだけでいいんです。
こんな1年間はないでしょう。
人間の人生の中で1年間、勉強だけする時間はないでしょう。
高校生、大学生、社会人で勉強だけしていればいい時期はありません。
友達関係をうまく作ったり、行事に参加したり、年上の人とうまくやったり、後輩をかわいがったり、、、
もう正直勉強以外の内容が多すぎますよね。
たまに、めんどくさいと思うこともあります。
しかし、浪人はこんな煩わしいことはいっさい関与しなくていいんです。
友達も無理に作る必要ないですし、先輩、後輩も無関係です。
行事なんかありません。
勉強だけをやればオッケー。
浪人は勉強に没頭できるすばらしい時間だと思います。
もう浪人はしたくないけど、浪人してよかった

最後に伝えたいことは
「もう浪人はしたくないけど、やってよかった」
ということです。
私は浪人が決まったときには、正直言って1年間勉強し続けられるかがめちゃくちゃ不安でした。
途中でドロップアウトして高卒で就職することになったらどうしようと考えたこともありました。
成績が全く伸びなかったらどうしようかと心配でした。
こんな不安に耐えながら勉強を続け、しだいに結果が出るようになったんです。
模試の成績が徐々に上がり、判定も良くなってきました。
私が頑張れた理由としては、結果が少しづつ出せるようになってきたことだと思います。
いくら勉強しても結果がついて来なければ、不安がなかなか払しょくできません。
不安を取り払うためにはやはり勉強して結果を出すことしかないです。
結果が全ての受験ではこれしかないですね。
そして、結果を出すには勉強するしかないです。
勉強を全くしないで結果を出せる人はほとんどいないはずですし、むしろ浪人なんかしていません。
つまり、自分の不安を解消するためにはとにかく机に向かって勉強することです。
受験の日までに1問でも多く問題を解き、答え合わせをすることです。
この積み重ねが自信につながります。
自分に自信が持てるようになると、テストに落ち着いて臨めるようになったり、普段の学習効率も上がってきます。
勉強して結果を出して不安を解消して自信をつけていく、このサイクルを上手く回すことが重要です
私は幸い、このサイクルを早い時期から回し、どんどんと実力を伸ばしていき、最終的には第1志望の大阪大学薬学部合格することができました。
第1志望に受かったので、結果から見れば浪人して大正解でしたね。
しかし、浪人中に不安に押しつぶされそうになったり、落ち込んだりしたことを思うと、もうやりたくないです。
センター試験前の緊張感も味わいたくなです。
1浪で結果が出てほんとよかった。
まとめ
さて、長々と書いてきましたが、私の伝えたいことは全部伝えられたと思います。
言葉たらずでわかりにくい部分もあったかもしれませんが、みなさんの参考になれば嬉しいです。
浪人は楽しい物ではないですが、やって損はないと思っています。
浪人すると、楽しいキャンパスライフが1年ほど遅れてしまいますが、その分たくさんのことを経験でき、たくさんの能力を身に着けられると思います。
浪人するか迷ったらぜひともこの記事を読み返して進路選択のヒントにしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。