こんにちは!
大学受験を控えている高校生のみなさん、勉強お疲れ様です。
今回は薬学部に在籍している私から、薬学部の受験に関して紹介していきたいと思います。
薬学部に入れば、薬の知識が増えたり、新薬について研究したり、企業の開発担当者になれたりと、最近では人気になっていますね。
将来は薬剤師になりたい、製薬企業に入社して新薬開発携わりたい、などいろいろな夢を持っている人も多いと思います。
私も実際、将来は新薬を開発するぞと意気込んで薬学部を目指しました。
薬学部のある大学はどんなところがあるの?

さて、薬学部のある大学ですが、難しいところから、中堅大学まで幅広く設置されています。
現在の学力でどこの大学のレベルに到達しているのかをしっかりと確認しておきましょう。
偏差値順に大学ランキングを作ってみました。ランキングの付け方はベネッセ、河合塾、東進が発表している偏差値を元に作成しました。
~国公立薬学部ランキング~
偏差値 | 大学 |
72 | 東京大学 理科Ⅱ類(前期) |
71 | 京都大学(前期 |
68 | 大阪大学(前期) |
名古屋市立(中期) | |
67 | 北海道大学(後期 |
66 | 千葉大学(前期) |
九州大学(前期) | |
65 | 岐阜薬科大学(中期) |
64 | 岡山大学(前期 |
東北大学(前期) | |
徳島大学(前期) | |
広島大学(前期) | |
熊本大学(前期) | |
徳島大学(前期) | |
63 | 長崎大学(前期) |
静岡県立大学(中期) | |
62 | 富山大学(前期) |
このようにしてみると国公立の薬学部は全て偏差値60越えとなっており非常にレベルが高いことが分かりますね。
偏差値という単位は、あくまでもある試験の、生徒の分布している割合を示しているものであり、的確な指標とは言えませんが、それでもレベルの高い生徒が薬学部を受験してくることは間違いないです。
~私立薬学部ランキング~
偏差値 | 大学 |
68 | 慶応大学 |
64 | 東京理科大学 |
62 | 北里大学 |
61 | 星薬科大学 |
60 | 立命館大学 |
京都薬科大学 | |
59 | 明治薬科大学 |
東京薬科大学 | |
福岡大学 | |
近畿大学 | |
58 | 昭和大学 |
名城大学 | |
57 | 大阪薬科大学 |
武蔵野大学 | |
昭和薬科大学 | |
神戸薬科大学 | |
56 | 同志社女子大学(女子のみ) |
日本大学 | |
摂南大学 | |
54 | 帝京大学 |
金城学院大学 | |
崇城大学 | |
愛知学院大学 | |
53 | 神戸学院大学 |
武庫川女子大学(女子のみ) | |
帝京平成大学 | |
51 | 横浜薬科大学 |
城西大学 | |
50 | 北海道医療大学 |
さて、このように見てくると私立大学においても、偏差値が高いところから低いところまで様々な大学があることが分かりますね。
自分に合った大学を選ぶためには??
薬学部のある大学を確認したところで、次はどうやって自分の進むべき進路を決めるかということです。
ここでまず初めに、私が大学を決めるまでの経緯を紹介いたします。
私は現役時に千葉大学薬学部、浪人時に大阪大学薬学部を受験しました。
千葉大学を受ける大きなきっかけは父親の強い勧めでした。父親は千葉大学の卒業生で、家からも近いことあり、私もそこが良いと考えていました。
また、受験科目数も数学、英語、化学と3科目しかないため受験しやすい大学です。
まとめると、、
①親の進め
②家からの通いやすさ
③受験のしやすさ
の3項目になります。
次に浪人時のことです。
浪人を始めた当初は千葉大学を受験し父親と同じ進路にしようと考えていました。
しかし、私が大阪大学を受験しようと考えたのは、ホームページの1文でした。
「製薬企業のトップには旧帝大で悪くても阪大、たいていは東大か京大」
当時の自分にとってはなかなか刺激的な文章であり、単純に「もっと上の大学を目指さなければだめだ、と率直に思いました。
私自身学歴を気にする方ではないのですが、やはり千葉大学と大阪大学の間には見えない壁が存在しているのだと感じてしまいました。
このような出来事から千葉大学よりも上の大阪大学を目指そうと決めたのです。
このエピソードから言える大学選びのポイントとしては「自分の学力以上の大学」ということがいえると思います。
大学に入ってからどうなりたいか?
大学選びが終われば次に、大学に入ってからどうしていきたいかを考えておきましょう。
最初に行っておきますが大学に入ることが目的ではありませんよね。
よく、大学受験に熱量をかけすぎてしまい、入学後には勉強に身が入らなくなってしまうという人良く見かけます。
薬学部入ると、とにかく「薬」を避けて通ることはできず、大半の人が製薬企業、病院、薬局という場所に就職していきます。
私の大学の場合には製薬企業に就職する人が多く、その次に病院など医療機関で、薬局やドラッグストアは非常に少ないです。
大学によって就職先は変わり、企業に強い大学、薬局、病院に強い大学などがあるので調べておきましょうね!
実際、高校生のうちから就職という何年も先のことを考えるのは非常に難しいことです。
しかし、薬学部に入ると決めた以上は、漠然とでもいいので薬学部に入ってどうしたいか?を考えてくべきです。
私の例をご紹介します。
私が薬学部を目指したのは中学校1年生のときからです。
両親がともに薬剤師で、父親は薬局を経営していたので親の影響を強く受けて薬学部に行きたいなと自然と考えるようになっていました。
中学、高校でも薬学部志望は変わりませんでした。
薬学部入った後のことを考え出したのは高校生の頃です。
私が思っていたことは「薬学部に入ったら創薬研究に関わることをして、将来の仕事も研究者としてやっていきたい!」と考えていましたね。
ここまで明確な進路を決める必要はありませんが、漠然と考えておきましょう。
なんでもいいと思います。
薬学部で薬を学びたい!
卒業したら薬局を経営してみたい!
将来は病院で働いてみたい!
こんな感じで考えておけば、薬学部に進学してからも挫折することなく、薬学について学んでいけるでしょう。
まとめ
薬学部には偏差値ランキングを見ても分かるとおり、レベルの高い生徒が集まりやすいです。
自分がその人たちを友達になり、いろいろな話をしてみてください。
「そんな考え方があったのか」「君はそんなに面白いことを考えていたのか」「この人の意見は切り口が変わっていて楽しいな」
など様々な発見があると思います。
大学受験を乗り越えられるよう応援しています。
このサイトでも勉強法などをアップしていく予定ですのでよろしくお願いいたします。