大学受験数学で効果を発揮する「大学への数学」の使い倒し方を徹底紹介

大学受験において数学が得意なことは大きなアドバンテージになります。
国公立の入試では数学の得点がそのまま合格に直結することもあります。

しかし、大学受験数学は苦手な人が多く、あなたもそのうちの1人ではないでしょうか。
数学が得意になるためには、質の高い問題をたくさん解くことが最も重要であり、その勉強方法として「大学への数学」をぜひともおすすめしたいです。

今回は「大学への数学(月刊)」の使い倒し方を詳しく紹介していきます。
この記事を読んで大学への数学を使いこなせるようになり、受験数学を得点源にしちゃいましょう!

「大学への数学(月刊)」はこう使え!5つのポイント

    数学の苦手な範囲をつぶす
    数学の得意な分野で難問に挑戦する
    解けた問題でも何回も解く
    学力コンテストに挑戦する
    受験数学攻略に向けてオリジナルテストを解く

1つずつ解説していきます。

数学の苦手な範囲をつぶす


受験数学において、苦手な範囲があると合格から遠ざかってしまいます。
受験の数学本番で出題されると、得点源が失われてしまうので要注意です。

そのため、早めの段階から苦手範囲にの対策をしておきましょう。
一般的に「大学への数学」は数学が得意な人に向けての教材だと思われていますが、苦手な人にこそ使ってほしいです。

利用する項目が「スタンダード演習」です。


スタンダード演習は基礎的な問題を中心に集めていて、根本からの理解につながります。
簡単な問題も含まれているので、解ける問題から挑戦していってください。

また、ある程度解けるようになったら、「日々の演習」に取り組んでみましょう。
スタンダード演習よりも難しくなり、まったくできない問題もあると思います。
解けなかったときは解法を確認しながら、自分のできてないところを確認してください。

私の場合、整数の範囲が苦手でした。

「整数」を取り扱っている10月号の大学への数学を買い、スタンダード演習で基礎力をつけていました。
その後、日々の演習に取り組みましたが、まったく歯が立たずスタンダード演習をもう1周したんです。

そうすると、だんだんとやり方が分かってきて日々の演習でも解ける問題が増えていきました。
スタンダード演習と日々の演習をバランスよく使いこなすことで、苦手分野の克服ができました。

数学の得意な分野で難問に挑戦する


受験数学において、得意な分野は得点の稼ぎ頭にしておきたいです。
満点を取る勢いで完璧を目指しましょう。
国公立の数学で、5問ある中の1問でも完問できれば合格にかなり近づきます。

数学の得意分野を伸ばすためにも「大学への数学」を使い倒してください。
得意分野であればスタンダード演習は使わずに、日々の演習に絞って挑戦してください。

日々の演習は30題ほどあるので、解けそうな問題から解いていきましょう。

大学への数学にはランク付けがあるのですが、C問題は難しすぎるので答えを見ながらでも大丈夫です。

B問題は確実に解けるようにしておきましょう。
私は3次関数が得意だったので、とにかくB問題は完璧に解けるようにしていました。

問題と解答を覚えてしまうくらいやりこむことがポイントです。

上の写真のように初見で解けなかった問題に〇をつけておき、できた問題にはチェックをつけます。
全ての問題にチェックがつくことを意識してください。

解けた問題でも何回も解く


3つ目のポイントは「大学への数学」で解けた問題でも何回も挑戦することです。

受験数学は時間との闘いです。
自分が知っている知識を制限時間内に発揮できるかが勝負のポイントになります。

本番で自分の知識がしっかり出てくるかどうかは、反復練習で体に染みついた解法が頼りになります。
そのためにも、一度解けた問題でも何度も何度も解くことが重要です。

最初は0から最後まで解法を手書きで作っていきましょう。
3回目からは頭の中で解法を思い浮かべる。
また何日後に、もう1回0から解答を作っていきましょう。

このサイクルを繰り返すことで、問題の範囲を身に着けることができます。

学力コンテストに挑戦


大学への数学には「学力コンテスト」があるのを知っていますか?
学力コンテストとは完全オリジナルの問題で、毎月開催されている学力テストです。

学力コンテストに出題される問題はかなり難しく、ハイレベルの挑戦者達でも歯が立たないこともあるんだとか。
毎月張り出される成績上位者を見ても、灘や開成の生徒ばかりです。
しかし、この学力コンテストに挑戦する理由は成績上位者に掲載されることではありません。

受験数学でよくある、「全く歯が立たない問題に対してどうあがくか」ということ。
受験数学は自分の知らない問題の方が多いため、自分の知っている知識をフル活用する必要があります。

あれは使えるか、こっちの解法はこれでいけるのか??などなど頭をフル回転させます。
学力コンテストで頭をフル回転させておくことで、受験数学本番でも適切な解法が出てくるはずです。
学力コンテストに挑戦してめちゃくちゃ悩んで、なんでもいいから書いてみるという癖をつけていきましょう。

受験数学攻略に向けてオリジナルテストを解く


最後の使い方は受験数学攻略に向けてオリジナルテストを作ることです。

大学への数学に出題されている問題を5問ほどピックアップしてください。
スタンダード演習や日々の演習からでもどこからでも大丈夫です。

とにかく5問を集めて、制限時間を設けて解きましょう。
120分で5問なら1問あたり24分で解答を作れるように意識してください。

オリジナルテストによって、受験数学本番の状態を疑似的に体験できます。
解けそうもなければ次の問題に移り、時間配分をリアルタイムで考えていきましょう。

時間があれば解けるのに・・・!!では本番では通用しません。
時間内でしっかり自分の知識を発揮することが大切です。

一度解いたことある問題を使う場合には制限時間を少しきつくして10分で解法を書ききるようにしてみましょう。
決められた問題数を制限時間の中で解く練習に大学への数学を活用してください。

大学への数学を使い倒せば受験数学で強くなる


今回は大学への数学の使い倒し方を説明しました。
大学への数学は基礎から応用までの問題を用意しています。

大学への数学の冊子がボロボロになるまで使い込んでください。
苦手分野をつぶし、得意分野を伸ばしていきましょう。
さらにオリジナルテストを作ったり、学力コンテストに挑戦しながら本番さながらの疑似体験をして受験本番に備えてください。