現役大学受験期の私の過ちを公開します

こんにちは、こんばんは!
管理人のけいです!

今回は、私の現役時代の夏場から浪人するまでの期間の

心境変化

にスポットを当てて記事を書きたいと思います。

大学受験において、気持ちは非常に大切です。

心境変化なんていらない!と思うかもしれませんが、ここから私が現役時代にやってしまった間違いポイントを探してほしいんです。

私の現役時代は今振り返っても、

受験生として最悪でした。

みなさんがそうならないように、この記事を読みながら、私のダメなポイントを探して自分に活かしてください。

そして、自分はこうならないようにしよう!と参考にしてくれたら嬉しいです。



根拠のない自信家だった現役生の夏

まずは浪人決定の瞬間からさかのぼること、現役時代の私の様子について振り返ります。

早く絶望しろ!!

って方は、次の項目へ!

 

私は高校最後の体育祭、応援団長に任命され、ダンスリーダー、チームリーダーとして高校3学年を率いていました。

毎日、ダンスの練習や応援練習を行い、体育祭当日までチームのみんなの士気を高め、団結力を固くしていきました。

 

本番は、絶好の体育日和、白別対抗の綱引き、騎馬戦、玉入れなどどの種目でも白組はとにかく頑張っていました。
なかでも、白組が最も力を入れていた、ダンス披露。

昼休みが明けてから、4色のチームによるダンスタイムです。

 

1か月近くに渡って、ダンスの練習をしてきた白組が最高に輝く場所です。

私も白組のみんなも全力を出し切りました。

 

結果は、4色中4位でしたが、団結力、仲の良さではどの色にも負けていないと思います。

さらに、私は応援団長ということもあり、後輩の女子からは人気でした(自分で言っても大丈夫なくらい!笑)

ファンクラブができるほどで、色んな女子に手を振られましたね。
おそらく、高校時代のピーク

 

そこから体育祭マジックで1個下の女の子と付き合いました!

お互いが両想いで付き合ったのは初めてで、とにかく毎日が楽しかったですね。

一緒に下校したり、一緒にデートしたり、毎日が超ハッピー!

 

ここまで、読んでくるとなんだただののろけ話じゃないかと思うでしょう。
しかし、よく考えてください。

この時の自分は高校3年生という受験生だったのです。

 

まあ、そんなことも知らず彼女と仲良くやっていたら、

なんと1か月ちょっとで破局。

 

原因は、彼女が他の男のことを好きになってしまったとか。
なんだそれ。

私はめっちゃ好きだったのに、あっさりとフラれてしまい、現実に引き戻されます。

 

あれ、俺そういえば受験生じゃん。。。

 

そうなんです、やっと気づきました。

ここから焦って勉強をするでしょう。

 

と思いきや、なぜか私は自信がありました。

特に勉強しているわけでもないのですが、自信だけありました。

なんとなくどっかしらに受かるんじゃないかと思っていたんです。

 

実際、私は東大コースに入っていて、理系の上位40人しか入れないようなクラスに所属していました。

それもあってけっこう天狗だったんですかね。

 

しかも、実際の私は東大に入りたかったわけではなく、千葉大薬学部を目指していました。

東大には薬学部がありますが、入学後の振り分けの時に薬学部を希望して周りとの競争に勝つ必要があり、リスキーなことはしたくなかったんです。

 

それよりかは、最初から学部がしっかり決まっている千葉大薬学部の方がいいんじゃないかと思っていました。

千葉大の方が東大より簡単です。

 

偏差値を見てもそうですが、受験科目を見てもそれは明らかです。
東大では二次試験に英語、数学、化学、物理、国語の5教科が必要です。

一方で、千葉大の場合には英語、数学、化学の3教科だけでいいんです。

明らかに簡単ですよね。

 

という背景もあり、東大コースにいて満足だった私は勉強をしていませんでした。

別れたのが夏前で、本来ならば夏にたくさん勉強して基礎を作らなくてはならないじきなのに、たいした勉強をしていませんでしたね。

 

現役生の場合、夏までに基礎を固め、秋から冬にかけて応用問題を解いていくことで、どんどんレベルを上げていきます。

吸収が早いので、この時期に飛躍的に伸びる人がたくさんいます。

 

そのためにも、夏場の基礎作りが大切でした。

結局、夏には特に目立った成長がないまま夏休みが終わってしまいました。

 

私の過ちポイント受験生としての自覚がなかった
夏の勉強時間を無駄にしてしまった
夏までに基礎ができていなかった

だんだん焦り始める現役生の秋

夏休みが明けると一気に受験色が強まります。

クラスでは東大用の問題が配られ、毎日演習の時間が続きます。

 

この時期なので応用問題ばかりです。

私はだんだんと思うように問題が解けないことに気づきます。

 

解説を聞けばなんとなくは理解できるんですけど、これを自分でやれと言われてできる気がしませんでした。

全くしなかったです。

 

特に数学や物理の問題に関しては、難しいものばかりを解くので、正直言って全く分かりませんでした。

何から手を付けたらいいか分からないし、どうやって記述すればいいかもわかりません。

 

東大の問題はてきとうな勉強スタイルでは太刀打ちできません。

まさに、勉強不足を露呈していましたね。

 

しかし、私は見栄っ張りな性格だったので、なかなか先生に相談しませんでした。

友達ともわかってる風を装って質問やディスカッションはしませんでした。

 

先生に一言「ここがわからないので教えてください」と言えばよかったんですけど。

問題が解けるようにならない日々が続き、秋すらも終わろうとしていました。

 

基礎がない人が応用問題をやっても無意味です。

基礎がある人が100吸収できるとしたら、私は20くらいしか吸収できていなかったと思います。

それくら理解力に差が出てくるんです。

秋にも学力を向上させることができず、あっさりと季節だけが過ぎていきます。

 

私の過ちポイント基礎がないのに発展問題を解いていた
夏までに基礎ができていなかった
勉強に対して本腰が入らなかった




気持ちが焦るだけで、空回りばかりの冬

11月も終わりを迎えどんどん冬になってきます。

しかし、全く問題が解けるようになりません。

ほんとにぜんぜん解けるようになりません。

 

今考えれば、なぜもっとちゃんとした対策をしなかったと思います。

していたかもしれなかったけど、適切でなかったと思います。

学力は全く伸びていかず、授業にもついていけません。

 

このとき、10月に受けた駿台模試が返ってきました。

本来の10月の模試の目的は、夏休みの成果をおおいに発揮し、今後何を勉強するべきかを判断する重要な模試です。

 

しかし、さきほども述べたように私は全く、夏休みに勉強してこなかったので模試の成績は最悪でした。

東大はもちろんE判定。

 

千葉大学もE判定で、なんとか私立薬学部でD判定くらいです。

正直、現役生の10月の時点で、中堅の私立薬学部がD判定だと千葉大学はかなり厳しいと言われます。

 

模試は勉強した成果をデータとして見るのももちろん大事ですが、自分の足りていないポイントを洗い出すのに役に立ちます。

しかし、それはちゃんと勉強しているという前提のもと成り立つことであり、全く勉強していないの受けても何の意味もありません。

 

足りないポイントは全部だし、模試の成績を見る前にまずは勉強しろとなります。

当時の私はまさにその状況。

焦って色んな問題を解き始めます。

 

難しい問題から簡単な問題まで何を解けばいいのかもわからず、ただただ闇雲に解いていきます。

しかし、夏場に本来作っておくべきだった基礎学力がないので、ぜんぜん身についていきません。

 

土台がしっかりしていないのに、その上に家を建てようとしている感じ。

全然完成形が見えてこないんです。

ぐらぐらの足場の上にはやっぱり良い建物はできませんよね。

トランプで建物を立ててる感じです。

そりゃ学力が伸びる訳がない。。。

 

今から考えれば、当然だと分かるのですが、現役時代の私にはわかりません。

問題を解いていればなんとかなると思っているので、時間だけが過ぎていきました。

 

受験生は二次対策だけでなく、センター試験対策も同時にやっていかなければなりませんね。

センター試験対策は夏前からコツコツとやっていき、ある程度の点数を取れるようになってから二次試験対策へ移っていきます。

センターで点数が取れないのに、二次試験で点数が取れるはずないです。

 

しかし、ここでも私は間違いを犯します。

センター試験なんて楽勝だと思っていたのです。

 

そして、夏場になっても点数がとれないままで本格的な対策を後回しにして、二次試験対策ばかりをやっていたんです。

模試の成績も当然悪く、7割にいけばいい方でした。

 

周りの友達は8割取っている人もいるのに、自分は7割でした。

みんなは東大行くから8割は必要だけど、俺は千葉大だからこんなもんでいけるっしょ

ここでも東大と千葉大の違いを理由に勉強しない口実にしていました。

そんなこんなで慌ててセンター試験対策をやりますが、なかなかうまくいきません。

直前の模試でも結局7割が限界で700点の壁を超えることすらできませんでした。

センター対策も二次対策も中途半端なまま受験期を迎えます。

私の過ちポイント模試で結果を残せなかった
模試を有効活用できなかった
センターの対策が終わっていなかった

最初の受験の関門、センター試験

いよいよ新年になり受験がはじまります。

受験のスタートはセンター試験から。

ここで結果を出せるかで大きく受験の運び方が変わってきます。

できるだけつまづきたくないところ。

緊張しながら受験会場へ向かいます。

かなり出遅れた私も、必死こいて勉強して自分なりになんとなくやったつもりにはなっていました。

結果が出るかは別として頑張ったつもりです。

 

いよいよ試験が始まりました。
人生初のセンター試験。

気になる結果は。。。

 

まあ、無理ですよね。。。

 

いや、ほんとにだめだめでした。

案の定の結果という感じ。

もうどうしようもないレベル。

死んだ方がいいのではないかというレベル。

やっぱり勉強量は正直です。

勉強していない人には結果はついてきません。

家で自己採点をした時にはほんとに悲しくなりました。

こんなにも自分はできないのかと。

合計で636点。

900点満点で7割ちょっと。

河合塾のバンザイシステムで検証してみると、東大は当たり前ですが千葉大薬学部もE判定でした。

もう絶望的。

 

なんでももっとできなかったんだろう

 

 

できることなら高校3年の最初に戻してほしい

 

色々な思いが交錯します。

しかし、今さら後悔しても仕方がないですし、嫌でも受験日程は進んでいきます。

私の過ちポイントセンター試験の準備を怠ったツケが回ってきた
センター試験で波に乗れなかった
センターで7割しか取れないと後が厳しい

私立薬学部ならどこか合格できるだろうと思っていた私の甘さ

次の入試は私立薬学部です。

  • 北里大学
  • 星薬科大学
  • 東京理科大学
  • 慶應大学

レベル的にはだんだんと上がっていく感じ。

慶應大学には東大や千葉大を受験する薬学志望の学生が滑り止めとして利用してくるので倍率が非常に高くなります。

私は東大コースに入っていましたので、そこそこの勉強はできました。

どこかしらの私立薬学部には合格でき、余裕を持って国立の受験に備えられると考えていたんです。

私立薬学部なんてたかが知れているし、自分の力があれば大丈夫!

とやはり根拠のない自信がありました。

どこまで私はあほなんだ。。。

センター試験でこりたはずが、まったく反省してないんです。

このなめくさった気持ちが最大の問題です。

当然、私立薬学部過去問を解くときにもそういった慢心が出るので、ちょっと間違えてしまっても「こんなの本番ならできるはず」と考えて全く復習しませんでした。

過去問を解いているのに復習をしないという非効率的な勉強方法。

せっかくの成長できるポイントを自分から捨てているという状態。

もったいない。

センター試験からおよそ2週間ほどで最初の私立薬学部が始まり3週間に渡って4校を受験しました。

結果は。。。。

 

全て不合格。。。。

 

センター試験に続き私立薬学部の試験でも失敗してしまいました。

何かの間違えでないかと思ったほどです。
「え、どこにも受からないとかあるの?」と思いました。

私立薬学部のレベルを完全になめていました。

足元をすくわれ、手のつけられない状態です。

受験界では、私立薬学部のレベルをクリアできないと、国立大学薬学部にも合格できないと言われています。

問題の相性もありますが、根本的なレベルがどうしても変わってきます。

この時点で私の「千葉大学薬学部」の道はかなり険しいです。

 

私の過ちポイント私立薬学部のレベルを理解できていなかった
対策をしていなかった
センターで点数を取れないと、私立薬学部も厳しい

本気になったのが遅すぎた!二次試験対策

それでも私は、今までの反省をしながら、ひたすら勉強します。

千葉大学は3科目だけなので、もしかしたら合格できるかもしれません。

また、私が得意だった英語と化学があるので、ワンチャンひっくり返せると期待しながらただただ勉強します。

もっと早く本気で勉強していればと何度思ったでしょう。

本当に今でも後悔しています。

そして、受験当日。

英語、化学、数学、ともに見たことがあるような問題が出てきました。

いやこれはいけるんじゃないか??と思ったほど。

なんとなく行けそうな雰囲気がありました。

手ごたえを感じ現役時代の受験勉強は終わりました。

少しの期待と少しの不安を抱えながら。

あとは結果を待つばかり。

受験日が2月25日で、発表日が3月8日でした。

結果は。。。。。

 

またしても不合格。。。

 

受験した全ての大学から不合格通知をもらう悲しさですよ。
なんだこれ。

もう、最悪というか。

薄々分かってはいたものの、どこかで認めたくない自分がいましたね。

しかし、不合格を突きつけられるとやはりショックです。

不合格ということは、あなたは私の大学にはいらないですと言われているのと一緒です。

このどこからも必要とされていない感じ。

何に例えようにもできないふがいなさ、情けなさ、申し訳なさ、くやしさ、色んな感情が入り混じります。

しばらくは何にも手が付けられませんでした。

私の反省ポイント二次試験は簡単ではない
千葉大学のレベルに達していなかった
私立薬学部に合格できなければ国立は厳しい

浪人に進む受験生としての悲しさ

受験ではどこの大学にも合格できなかったので、進路がありません。

高卒で働くか、1年浪人するかを決定するしかありません。

親と話し合い、「まあ大学は出た方がいい」ということで浪人することにしました。

自分としても大学生にはなりたかったので、親にお願いして予備校に通うことにしました。

浪人生になるということはもう1年勉強するということです。

本来なら大学生になれたはずなのに、どこにも合格できなかったゆえに浪人するしかない。

周りの友達は東大、早稲田、慶応、医学部にどんどん合格できているのに、自分はどこにも合格できなかった。

ほんとにこのときは悲しいです。

周りと比べて自分の存在がみじめでちっぽけでした。

情けないです。

また、後悔もありました。

なんでちゃんと勉強しなかったんだろう。

夏前にしっかり勉強しておけばもっと形は変わったのかな。

結果が出なかったのは自分が勉強をさぼっていたせいだ。

いろんな感情が押し寄せてきます。

また、親にも申し訳なかったですね。

せっかく高校に通わせてもらったのに、勉強をさぼって大学受験にも失敗、大失敗してしまった。

そのせいでもう1年予備校に通わせてもらわなくちゃならない。

お金もかかるし、独り立ちすらできない。

本当に申し訳なかったです。

浪人が決まったのが3月9日でした。

そこからまあ、何にも手に付かず。

色んな感情が出てきては消え、出てきては消えていき。

何もやる気が起きませんでした。

予備校に通い始めて、そこからさらに1年間浪人すると考えると、不安しかなかったです。

  • いや、自分はこのまま行ったら無理だろ。
  • また来年も浪人するんじゃないかな。
  • そもそも1年間やり切れる気がしない。

浪人への不安も募ります。

ここから、私が浪人生活をスタートさせていくわけですが、それはまた別の記事で紹介しています。

現役時代を振り返る


私の現役時代の悪かったポイントをまとめます。

反省点勉強量が足りてない
自分の実力を客観的に見れていない
慢心があった

この3つが多いと思います。

勉強は量より質を重視するべきだという人がいますが、それはあくまでも最低限の量をやってきた人だからこそそれが許されます。

勉強量がそもそも足りていなければ、やっていないのと同じです。

夏に彼女を作って遊び、全く焦りもなく基礎作りをおろそかにしていたのはやはり見逃せない、最大の過ちです。

また、基礎がない状態での応用問題の演習は全く意味がないということも言えます。

夏の基礎がない状態で、新学期からの応用問題が全く解けない私はまさにその典型例でしょう。

本当に無駄な時間でした。

あそこで、一度原点に立ち返り、基礎作りから始められていればまだ、修復可能だったかもしれません。

自分の実力が分かっていない
勉強に対して慢心があった

これも大きかったと思います。

俺は東大コースだから。

私立薬学部なんて余裕。

センターなんて大丈夫。

こういった気持ちを持っていると、どこかで甘い部分が出て、勉強に対して本気で向き合わなくなってしまうと思います。

こんなのはやらなくて大丈夫、という慢心は捨てるべきですね。

勉強には常に真摯に、謙虚に向き合い、自分を見つめるということが必要です。

まとめ

さて、私の感情面や行動を中心に現役時代から浪人が決定するまでを時系列で書いてきました。

心境の変化に焦点を当てていますので、私の心理状態を読み取ってくれると嬉しいです。

この現役時代の私には、受験生のダメな例がたくさん詰まっていると思います。

勉強不足、不真面目、無駄なプライド、慢心、おごり、、、、などなど。。。

今振り返るだけでも、情けなくなるほどです。

みなさん、ぜひともこんなダメな受験生にはならないように、反面教師の気持ちで読んでください。

  • 「こいつはこんなところがだめなんだ」
  • 「こいつはこんなことしてるから落ちたんだ」

    など自分なりに悪いポイントが発見できればさらに良いと思います。

今後の受験勉強の参考にしていただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。