OTC薬を適切に服用するには?

OTC薬ってみなさんは知っていますか?

最近では雑誌や新聞などでも取り上げられるようになり、だんだんとなじみのある言葉になってきたかもしれません。

OTCとはOver The Counterの略称で、いわゆる薬局やドラッグストアで処方箋なしで買うことができる薬のことです。

簡単に買える一方で注意しなければいけないポイントもあるので、今回は薬学部の授業で習ったことをまとめました。

私の勉強したことをみなさんに共有していきたいと思います。



OTC薬の大前提

OTC薬は手軽に購入できる薬として、私たちの身近に存在します。

しかし、OTC薬は医薬品であることを忘れないでください。

例えOTC薬であっても、どんな使い方をしても大丈夫かというとそうではなく、きちんと説明書を読んで、薬剤師の指示に従って使う必要があります。

また、飲み忘れたときの対処法も知っておきましょう。

OTC薬の服用はいつ?

薬を使う時は必ず飲まなくてはなりません。

何を当たり前のことを?と思うかもしれませんが、薬を飲まないと効果も出ませんよね。

そして、飲むときには必ず服用方法と服用回数をしっかり守る必要があるんです。

下の表を見てください。

ここには、一般的な飲み方の例をまとめています。

食前は食事をする前、食後は食事を終えた後、就寝前は寝る前。

ここまでは分かりますよね。ほんとに文字の通りです。

一番ややこしいのが「食間」という服用方法。

これは食事中という意味ではありません。

食事と食事の間という意味です。

現在でもけっこう間違えてしまう人が多いみたいです。

まあ、確かにパッと見、間違いやすいかもしれないですけど。

また、医薬品によっては服用のタイミングが書かれておらず「とんぷく、頓服」とだけ書かれていることがあります。

これは特定の症状が起こった時にだけ使う、という意味です。

例えば痛み止めのOTC薬を購入したとしましょう。

そして、頓服薬だった場合には、痛みが出たときにだけ薬を飲みます。

また、頓服薬には回数制限が設けられていることがありますので、薬の説明書をよく読みましょう

薬を飲むときの注意

OTC薬の飲み方にも注意が必要です。

OTC薬を飲むときには水、またはぬるま湯で飲みましょう。

ジュースや牛乳、お茶などで飲むと、薬の吸収が悪くなったり、薬の効果が出にくくなったりするので注意しましょう。

下には一緒に飲むのを控えるべき飲み物をまとめています。

こうやって見ると、ついつい一緒に飲んでしまいそうな飲み物ばかりですね。

絶対にこうなる!というわけではありませんが、安全面を考慮して水かぬるま湯で服用しましょうね。

もし、飲み忘れてしまったら?

ついつい決められた時間に薬を飲み忘れてしまうことはあると思います。

私もよくあります。

「あ、忘れてた!」って感じです。

そんなときにはどうするべきなのでしょう。

2つの対処法があるのでご紹介します。

①飲み忘れに気が付いた時点で1回量を服用する
②次の服用するタイミングまで近いときには、1回分を飛ばして次の服用時点で服用する。

例えば8時ごろに朝食を食べるときに、食後の薬を飲み忘れてしまったとします。

気づいたのが10時ならばその時点で飲みましょう。

しかし、12時にご飯を食べる予定で、11時半ごろに気づいた場合には、朝食後分の薬は飛ばしてしまって、昼食後分の薬だけを飲みましょう。

ここで、注意することは、昼食後に2回分の薬を飲まないようにしましょう。

血中での薬物濃度が上がり過ぎてしまい、効果が強く表れてしまうかもしれません。

たくさん飲んでしまった時には?

誤ってたくさん飲んでしまった時にはどうしたらいいでしょう。

できるだけ、そのようなことがないのがベストですが、やっぱり間違いは起こりうるもの。

気分が悪くなったり、体調が悪くなったら、すぐに薬剤師、または医師に連絡して適切な指導を受けてください。

また、過量投与についてはインターネットに載っている情報を参考にするといいでしょう。

情報収集の時には、OTC薬を販売しているメーカーのホームページを参考にしてみるといいと思います。

最後に

OTC薬はコンビニやスーパーなどで気軽に買える便利な薬です。

しかし、医薬品であることに変わりはなく、適切な使い方をしなければ、しっかりとした効果が期待できません。

使い方、用法、用量を守ってOTC薬を使いましょうね。