夏場は脱水症状に注意!その理由と改善策は?

脱水症状になりやすいのは?

脱水症状になりやすいのは、若い人よりも高齢者が圧倒的に多いです。

夏場になると、高齢者が自宅で脱水症状を引き起こし救急車で搬送されたというニュースが後を絶ちませんね。

このグラフを見てもわかる通り、圧倒的に熱中症、脱水症状になりやすいのは高齢者であるということが分かりますね。

高齢者が脱水症状になりやすい理由

続いてお年寄りが脱水症状になりやすい理由を考えてみましょう。

その理由が下の2つです。

①水分補給量が減る

②身体に水分が蓄えられなくなる

③水分不足である自覚があまりない

水分補給量が減る

1つ目の理由としては上の理由が考えられます。

年を取るにつれて、食べる量はどうしても減少し、それによって食事から補給される水分量が減少します。

なかなかご飯がのどを通らないという方も多いと思います。

また、脂質異常症や高血圧と診断される高齢者も多いことから、食事制限をされている場合もありますよね。

身体に水分が蓄えられなくなる

続いての理由としては、身体に蓄えることができる水分量が減少してしまうことです。

水分は主に筋肉に蓄えることができますが、年を取るにつれて筋肉が減少することから、身体の水分量が減っていきます。

水分不足である自覚があまりない

最後の理由としては、「身体に水分が足りてないよ~」という信号を出す機能、認識する機能が衰えてきているということもあげられます。

自分は水分不足だと思っていなくても、実は水気が足りておらず、気づいたら脱水状態だったということもあるようです。

認知機能の低下はどうしようもありませんので、意識的に水を取るしかないようです。




脱水症状になったら水気を摂ればいいの?

脱水症状になったらどうすればいいのでしょう。

最もよく言われている対策としては、「水気を摂ること」でしょう。

しかしただの水を飲んでいても症状は改善しないです。

身体の中にある水は、普通の水ではなくいくらかの電解質を含んでいます。

電解質とは、ナトリウムイオン、カリウムイオンなどですね。

これらのイオンは塩水や野菜などに含まれていると言われています。

塩水はNaClと書くことができ、水に溶けた状態ではNaCl→Na⁺ + Cl̠⁻というイオン反応式によって、ナトリウムイオンができているのがわかりますね。

この電解質が、身体の水を管理し、身体に適切な量の水を保持させているんです。

つまり、電解質を含まない水を飲まなければ意味がないんですね。

ただの水は逆効果?

ただの水はかえって脱水症状を進行させてしまうことが考えられます。

体内の特別な機能として、ナトリウムやカリウムの濃度を一定に保とうとする機能があります。

具体的に言いますと、身体の組織中と血液中のカリウム、ナトリウム濃度を一定に保つために水の出し入れをしているわけです。

水だけを飲んだ場合には血液中に水分が増えると考えます。

水だけが増えると、血液中のナトリウム、カリウム濃度はどうなりますか?

濃度は薄くなりますよね。

今まで、潮5gが1Lの水に溶けていたんだけど、水だけを摂ってしまい水の量が2Lになったと考えます。

この時濃度は低下しています。

これによって、血液中の水の量が増え、濃度が下がったことから、組織内の濃度と差が生じる訳です。

差が生じると、濃度を一定にしようとしますので、おしっことして水気を出してしまうんです。

こうすると。。。かえって水気を失うことになり、脱水症状の改善になっていませんね。

じゃあどんな水を飲んだらいい?

じゃあどんな水を飲んだらいいんだ!ってなりますよね。

それは電解質を含んだ水を飲めばいいんです。

簡単に言えば、塩水とか砂糖水ですね。

調整するのがめんどうだ!という人はこちら。

大塚製薬の経口補水液がおすすめです。

大塚製薬と言えば、あの「ポカリスエット」を販売している製薬会社ですね。

飲料水についてはトップを走っている日本の企業の一つです。

OS-1の成分を見てみましょう。

<原材料>
糖類(ブドウ糖、果糖)、食塩
添加物:クエン酸(Na)、塩化K、リン酸Na、塩化Mg、甘味料(スクラロース)、香料

<栄養成分表示>
100mL当たり
エネルギー・・・10kcal
タンパク質・・・0g
脂質・・・0g
炭水化物・・・2.5g
食塩相当量・・・0.292g
カリウム・・・78mg
マグネシウム・・・2.4mg
リン・・・6.2mg
ブドウ糖・・・1.8g
塩素・・・177mg

食塩とカリウムといった電解質成分がしっかりと入っていることが分かりますね。

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脱水症状のサインに注意

あなたは脱水症状のサインを見逃していませんか?

脱水症状の疑いがある、身体の徴候をしっかり押さえておきましょう。

水の補給量が減っていませんか?

食欲が落ちている場合は、中位が必要です。

食事をしようと思ってもあまり喉を通らないってときは、水分が適切に摂取できてない可能性があります。

下痢や吐き気などはありませんか?

下痢や吐き気があると、水が通常に比べて多く排出されてしまいますよね。

飲み過ぎた次の日に下痢や吐き気が止まらない、ってことがあると危険な信号かもしれません。

見て触って確かめよう

・体温は大丈夫ですか?

脱水症状の経口があると、熱が体内から逃げて行けず、こもってしまいやすくなります。

その結果、熱が出る可能性があります。

平熱よりも高いときには気を付けましょう。

・爪の下を軽く押そう

爪を軽く押してみてください。

爪の下が白くなると思いますが、手を離して2秒程度で赤みが戻らないときには水分が足りてないと言われています。

実際、今私もやってみましたが、すぐに赤みが戻ってきました。

まとめ

脱水症状は自分では気づきにくく、自覚症状が出始めたときにはすでに危険な状態なことが多いです。

最近、食欲がない、水気が足りてないと感じる方は要注意です。

分からないことなどがあれば、すぐに医療機関に相談してくださいね。