こんにちは!こんばんは!管理人のけいです!
今回はセンター試験に関する記事を書きたいと思います。
センター試験って本当に面倒だし、無駄に緊張するし良いことないですよね。本当にその気持ちわかります。。。。
僕も2回受けたので嫌というほど独特の緊張感を味わいました。。。
もう二度と受けたくないテストです。
しかし、そんな自分から言えるアドバイスが何かしらあるのでわないか、と考えまして今回の記事を書こうと思いました!!
各教科の具体的な勉強法も載せますのでぜひとも参考にしていただければ嬉しいです。
目次
センターって何??
センター試験は毎年1月の中旬ごろに行われるマーク式の試験です。テレビでもニュースになるほどの一大行事であり、年明け早々の試練と言えるでしょう。
志願者数は50万人を超え、その生徒が同じ問題を解き順位が付けられます。
センター試験は主に国公立入試のための一次試験として使われることが多く、各大学が2月下旬に行う二次試験と合わせた合計で合否が決まる仕組みになっています。

上の様な感じで、センター試験と二次試験の配分が各大学、各学部で決まっており合計点数で合格者を決定します。
また、国立大学の中にはセンター試験の点数で足切りラインを決める大学もあり、一定の点数以上でないと二次試験を受ける権利すらもらうことができません。
このことから、国公立を目指す人にとっては重要な試験になり、マーク式だからと言って甘くないと言えます。
また、私立大学でもセンター試験の結果を使うことができる「センター出願」という入試方式もあり、国立大学を受験しない人にとっても手の抜けないテストです。
センター試験の受験科目
センター試験で受験できる科目は国語、社会、数学、理科、外国語の基本的な5教科です。
社会は地理歴史と公民に分かれており、文系の人は両方を受験します。
地理歴史…世界史A、世界史B、日本史A、日本史B、地理A、地理B
公民…現代社会、倫理、政経
数学は①と②があり、たいていの人はどちらも受験します。
数学①…数Ⅰ、数Ⅰ・A、
数学②…数Ⅱ、数Ⅱ・B
理科は理科①と理科②に分かれており、受験する大学によって選択パターンが変わってきます。
理科①…物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎
理科②…物理、化学、生物、地学
選択パターンは主にA、B、C、Dの4種類があり、国公立の文系ではパターンA、国公立の理系ではパターンDが多くなっています。
A:基礎2科目受験、理科①の4科目から2科目を選択
B:専門1科目受験、理科②の4科目から1科目を選択
C:基礎2科目+専門1科目受験、理科①、理科②のそれぞれ4科目の中から1科目ずつを選択
D:専門2科目受験、理科②の4科目から2科目を受験
私が国公立受験をするときには今でいうパターンB、Dしかなかったのですが、文系受験者の負担が減り、基礎レベルで受験ができるようになったということになります。
目安はあるの?
センター試験は英語、国語、社会、数学Ⅰ・Ⅱ、化学、物理の7教科の中から自分の受験する国立大学の必要事項に合わせて受験科目数を自分で決めることになります。
国立大学の理系を受験する人であれば英語、国語、社会1科目、数学、理科2科目を選択します。
国立理系を受験する際の目安は基本的には8割を取れるかどうかだと思います。
千葉大や筑波大などの中堅国立大学では8割あれば基本的には周りよりも少し有利な状態になります。
一方で、旧帝大クラスになると受験学部にもよりますが8割5分以上は必要になってくると思います。
東北大や大阪大学などにはセンターで少し点数が伸びなかったために東大、京大志望から変えて流れてくる受験生も多いのでより注意が必要です。
東大、京大やその他国公立大学医学部の受験者にとって9割以上は欲しいところです。
また足切りも存在しますので、8割程度しか取れなかったのに二次申し込みをすると受験資格すらもらえないこともあるのでセンターの点数と相談しながら最終的な受験大学を選びましょう。
ちなみに大阪大学を受験する人のセンター合計平均点は760位で、8割5分以上の得点率が必要でした。
平均で760点なので、合格者平均点はさらに高くなりますよね。
私のセンター試験の結果を大公開
さて、ここまで私は偉そうなことを言ってきましたが、やっぱりお前の結果はどうだったんだ!と突っ込みたくなりますよね。
論より証拠ということで、私の成績開示の結果をお見せします。

地理:76/100 (76%)
国語:144/200 (72%)
英語:171/200 (85.5%)
リスニング:44/50 (88%)
化学Ⅰ:100/100 (100%)
物理Ⅰ:95/100 (95%)
数学①:89/100 (89%)
数学②:98/100 (98%)
合計:817/950 (86%)
合計(リスニング圧縮)774/900 (86%)
浪人時代は、最高点を本番に出すという奇跡が起きました。
合計は86%という得点率を取ることができ、受験を有利に進めることができました。
センターの勉強に関して共通して言えること
基本的にセンター試験は時間との勝負です。
最近では、力があるにもかかわらずセンター試験で実力を発揮できない可能性があると問題視され、方式が変わるとされていますね。
しかし、現段階では時間との勝負であり、時間内にどれだけ問題を処理することができるかということが重要になります。
もちろん知識をつけることは重要ですが、その知識をうまく使えるようにするためには反復練習が必要になります。
特に数学は時間が足りないという場合が多く、繰り返して解き方や傾向をつかむ必要があると思います。
現役時代には時間内に解き終わることができず、なかなか点数が伸び悩み本番でも6割しか取れないという悲惨な結果に終わりました。
では実際に各科目の勉強方法や目安点を紹介していきます。
センター試験の科目別勉強法
さて、ここからは科目別の勉強法を書いていきますよ。
各科目ごと、私が浪人を通して、たどり着いた勉強法ですので参考にしてみてください。
理系の鬼門、国語
理系の学生にとって最も苦労する科目が国語です。
私もかなり苦労しました。
学生時代には「古文とか使わないんだしいらなくね??」とずっと思っていましたレベルです。
だって本当に要らなくないですか??笑
目標設定は、点数を伸ばすよりも失点を防ぐかに重点を置いて勉強しましょう。
国語は小説、論説、古典、漢文の4パートに分かれていますが、まんべんなく演習をすることが大事です。どこか一つでも苦手ですと点数が伸びません。
小説と論説文
小説と論説文は実戦形式の問題を中心に、解答の出し方と文の読み取り方を意識しながらひたすら解きます。
何問も解くと、文章の構造を理解しながら読めるようになり点数が安定します。また、漢字は落とせないのでかならず満点を取りましょう。
重要なことは下線部の前に書いてあるということが定石になっていますが、定石になり過ぎてひっかけのケースもよく見ますので、文意を読み取ることが必要になります。
「文意ってなんだよ」って思った方、正しいです。
私も文意ってよくわかってないのですが、ざっくり言うと「出題者の気持ち」になります。
出題者は何を答えてほしいのか、何を期待しているのか、などを考えましょう。
国語の論説、小説は非常に教えるのが難しく、ここは自分で勉強してくださいとしか言えません。。。すいません!
私の場合、浪人1年でなんとなく見えてきた感じなので辛抱強く練習する必要があると思います。
しかも、100%自信を持って解答できない感じが理系の私たちにとっては辛いですね。
「これがこうだからこう!」と断定できません。
「こっちはちょっと違うからこっちが合ってそうかな」という感じで選択肢を削って2択まで絞る作業をしていきましょう。
古文
古典は単語や熟語を覚えておくと、文章をサクサクと読むことができます。
古典単語は現代の意味と全く異なることがあるため、必ず単語帳を持ちましょう。
例えば「ひねもす」
こんな単語は現代文にはありません。
これは「一日中」という意味です。
なんじゃこりゃ!って感じですが、古文用語は絶対に覚えておくべきです。
私は意味の分からない単語があった時には専用ノートに書き留めておき、意味や例文を書いていました。
こうすると後で復習すると自分が何が分かっていなかったのかが分かるようになり、弱点を素早く克服できると思います。
漢文
漢文を勉強するにあたって、まずは文章の構造を理解しましょう。
基本的な返り点のうち方や基本例文などは絶対に読めるように。
また、漢文は熟語が分かっていると意味も正確に読み取れるようになるのでしっかり学習しましょう。
漢文でも専用ノートを作り分からない単語をまとめていました。
また、単語の他にも気に入った言い回しの漢文を書き写し、意味の取り方、文章構成、各単語の意味をメモしていました。こうしておくと一文を読むだけで様々なことを同時に復習できるので効果的でした。
8割を超えるのはかなり難しいので7割越えを目指し、足りない分を他の教科で補う作戦の方がいいです。国語で満点を目指すよりも他の教科を勉強したり、二次の勉強をする方がトータルで得点力アップにつながります。
国語が理系にとっては鬼門なのでぜひとも頑張りましょう!!!
なかなか点数が伸びない社会
理系の学生は主に地理を選択する場合が多く、地理への勉強方法について書きます。
地理を勉強するときは、一つだけ参考書を決めます。
そして、その参考書だけを使って、あとはセンター試験の過去問や予想問題集を解きます。
勉強方法としてはシンプルなのですが、本番で得点が取れるようになるにはある程度時間をかけなくてはなりません。
模試ではなかなか点数が伸びないことがあると思います。
しかし、それに対して一喜一憂するのではなく「チャンスだ!」と考えるようにしましょう。
分からない問題、知らない知識があぶりだされたので、自分の地理の能力を高められるチャンスです。
また、分からなかった問題はノートに書き留めましょう。
きれいに書く必要はないです。
1ページから見開き1ページを使って、間違えた問題に関する知識を書いていきましょう。
地理に関するより詳しい勉強法をまとめていますので下の記事もぜひ、読んでみてください!
私は地理をウォーミングアップの一環で勉強していました。
お昼休憩の後にいきなり英語の長文を読んだり、数学の二次対策をしたりするのはきつくないですか?ぜったいに眠くなります。。。。
そのため、肩の力を抜いて勉強できる地理をやっていました。「ここは小麦が有名なのか。こっちはカカオ。うわ、チョコレートおいしそ」という感じで!
楽しくなってきて頭を働かせて問題を解いて、数学に移行していくパターンが多かったです。
理系ならここで稼げ!数学
理系の学生にとって数学は満点を狙ってほしいです。
センターの数学は基本的な問題が多く、慣れればどの分野でも最後まで解ききれます。
二次試験の勉強をしていれば、特に特別なセンター対策をする必要はないです。
逆に、センター数学で手こずっているようでは、二次試験でも点数は取れません。
センターなんか余裕だぜ!って言えるようでないと不安ですね。
お勧めの勉強法
私は制限時間を50分に設定し、より自分を追い込んで演習をしていました。
本番の制限時間は1時間ですが、練習の時から時間を意識しましょう。
練習なのに1時間ギリギリでは、本番では不安ですよね。
日ごろの練習から50分で解ききれるようにしましょう。
できる人は40分でもいいと思います。
こうすることでセンター数学用の脳の使い方を構築することができたと思います。
時間を短くしているので当然、焦ると思いますが、その焦った状況を日ごろから経験すると本番でも自分のスタイルで解くことができるのではないかと思います。
センター数学は他の大学にも役立つ
また、センター数学を勉強していれば、必然的に数学Ⅰ/A、Ⅱ/Bの勉強ができますので、他の私立理系数学の対策もできるのです。
私立理系ではほとんどがマークシート形式です。
まさにセンター数学がちょっとながくなった感じ。
つまり、わざわざ大学専用の勉強をしなくても私立理系数学は勉強できるのです。
私は、慶應薬、理科大薬、北里薬、星薬を併願していましたが、全てがマークシート形式でしたので、大学別の対策はしていません。
センター数学さえやっていれば、自然と過去問でも高得点が取れます。
やはり、国立理系を目指すのならば、時間が限られています。
滑り止め用の勉強時間を最小限にして、できるだけ本命の大学用の勉強時間を作りたいところです。
高得点を狙いたい理科
理系の学生の場合、物理、化学、生物の中から2科目選ぶ人が多いと思います。
どの2科目を選んだとしても数学と同様に満点が欲しいです。
しかし二次の勉強をしていれば、特別にセンター対策用の勉強をする必要はないと思います。
センター理科は主に二次試験の基本的な部分を答えさせる問題が多いので、模試を受けたりセンター演習をする程度で十分だと思いますよ。
逆にセンター試験用の問題で安定して9割以上取れない人は、まだまだその分野に苦手があるということですね。
二次対策をやっても効果が半減してしまいますので、先にセンター対策をしましょう。
まあ、センター物理ってたまに難しいことがあって事故ることがありました。
私もなんだこれは!!という驚愕の点数をたたき出してしまったことがあります。
たしか波動だったかな。ほぼ全滅みたいな?もう受験を諦めようとしたほどです笑
苦手だと命取りな英語
国公立理系に合格するためには英語は少なくとも8割は欲しいです。
二次試験でもハイレベルな英語力を求められるため、センターで6,7割のレベルの人はもう少し頑張らないとなりませんね。
大丈夫です!僕も最初は6割で伸び悩むことがありましたので!
単語帳は1冊だけ
まずは基本的な英語力をつけるために単語と熟語を覚えていきましょう。
単語は単語帳一冊を完璧にするつもりで読み込み、熟語は例文を使って覚えると効果的です。
何冊も単語帳を買う人がいますが、単語帳は1冊で十分です。単語に時間をかけても文章を読めないと意味がないので。
忘れてはいけないのが単語のアクセントです。
アクセントは意外と減点されるので個別にやっておきましょう!
「comfortable」「government」「information」などしっかりアクセント打てますか?
私はここでもアクセント用ノートを作り、間違いやすい単語については何度も復習していましたね。
長文読解は得意になろう
長文読解のトレーニングはある程度単語が分かるようになってから始めるといいと思います。
文章を読んでいてわからない単語だらけだと内容の解釈にたどり着かないので、ある程度のレベルまで到達してから長文を読みましょう。
長文読解のコツはいかに正確に早く読めるかです。

正確に読めても時間がかかっては意味ないですし、早いけど見当違いな答えを出しても点数は伸びませんね。
最初は遅くてもいいので正確に読むように意識して、だんだんと早く読めるように切り替えていきましょう。
コンスタントに8割台が取れるようになったら、センター問題はたまに解く程度で、二次対策演習にシフトしていきましょう。
二次試験の問題をやっていればだんだんとセンターが優しく思えることもあるかもしれません!私はその境地に浪人の10月ごろ達し、センター英語を息抜きに解くようにしてました。
まとめ
センター試験はとにかく時間との闘いです。
時間が少ない状態で自分の知識を最大限に動員し全問に解答することができるかが勝負になります。
また、周りの人が取れている問題で間違えないようにすることも大事ですね。
二次対策もやりつつセンター対策をすることは大変ですが、科目ごとに重要度を考えながら、全体的にレベルを上げていきましょう。
もちろん、点数が伸び悩むこともあるかもしれません。
いや、けっこうあります。
むしろないとおかしいです。
グングン点数が伸びる人の方が少ないので着実に実力をつけていきましょう。
私は浪人の後半になってようやく8割に乗るようになり、本番で最高点を取ることができました。頑張った甲斐があったなと思います。
長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
何か質問などがあればぜひ!!もちろん雑談などでもかまいませんよ!!「大学生になってどうですかー?」などにも全力で答えます!笑
一言で言うと「楽しい」です!これ重要!
以上。けいでした!!