受験物理の苦手克服をするための勉強法

みなさん、こんにちは、こんばんは!管理人のけいです!
今回は物理の勉強法を中心に紹介していきます。

大学受験の物理と聞いて皆さんはどんなイメージがありますか?

何となくは分かるんだけど、問題を解きなさいって言われるとなかなか解けない、公式多すぎてどれを使っていいかわからない、など様々な悩みがあるかもしれません。

僕も実際のところ、物理はセンターレベルから二次レベルまで上げるのに非常に苦労しました。
センター模試では点数が取れるんだけど、二次用の模試になるとなかなか点数が伸びてこない、、、、、という現象が続いていた時期もありました。

ここで紹介する勉強法で、皆さんのプラスになったら嬉しいです!



物理への苦手意識

私の体験談を書いていきますので、早く具体的な勉強法が知りたい方は項目2へ移ってくださいね。

私は物理が苦手でした。

理系志望にも関わらず物理が苦手なのは結構致命的なものです。国立大学の場合はほとんどの大学で化学、物理、生物のうちの2科目を受験しなくてはなりません。

このことから非常に問題がありますね。

僕が現役時代に第1志望にしていた大学は千葉大学の薬学部で、理科の科目が1教科だけでよく物理はセンターレベルでよかったのです。

このことから、二次対策の授業は受ける気にならずセンター対策だけをしていました。

苦手意識の主な原因は単なる勉強不足だったと思います。

単純に二次対策用の勉強が足りていないから、浪人時代に大阪大学を目指すと決めたとき、物理のできなさ加減に驚愕し、苦手意識を持ってしまいました。

苦手な私がやった勉強法

まずは私がやった具体的な勉強方法を紹介します。

ほんとに苦手だった物理をどうやって二次レベルまで持って行ったのか、苦手意識を取り除いたのかを説明していきます。

物理へのイメージ

浪人の初めに物理が苦手であると感じた私は何とかしなくてはならないと考え、まずは簡単な問題から始めました。

簡単な問題というのは本当に基礎中の基礎から始めました。

浪人生というものは焦ってしまいがちで、どんどん先に進もうとしてしまう人が多いのですが、私はまずは基礎から取り掛かりました。

基礎を固めるために私が使った参考書は「物理のエッセンス、河合塾」です。

この参考書には基礎レベルのことからしっかりと書かれており、センターレベルから二次レベルに上げるためには適切かつ効果的な参考書だと思います。

基礎レベルの説明というのは一般的な教科書では飛ばされてしまうことが多く、公式を中心に説明されているイメージが私の中ではあります。

物理のエッセンスの中では図や表を多数掲載しており、物理というものを具体的なイメージに置き換えながら勉強することができました。

例えば「速度」という定義について説明があったとしましょう。

一般的な参考書では「物体が進む速さ」というように簡単な説明で終わっていますが、エッセンスの中では「速度とは速さと向きを考えた量でありベクトルとして考える」というように説明が詳しく載っています。

この説明をしっかりと理解し、それを積み重ねていくことで物理の基本的な考え方を学べたと思います。

もちろん、物理のエッセンスを使いなさいというわけではなく、物理の具体的なイメージをしっかりと理解することが大切だと思います。

物理のイメージを持っていれば実際に問題を解くときも楽になるはずです。

問題を実際に解いてみる

物理へのイメージを構築することを勉強法の1つに上げました。
しかし、イメージだけを持っていてもなかなか問題を解くことができません。

例えば見習いのマジシャンがマジックについての基本的なイメージを持ち、定義を理解したとしても、すぐに大技マジックを成功させることはできないですよね。

やはり何回も失敗して練習することが必要になります。

物理も同じでイメージを持ったうえで練習が必要になります。

私はまず始めに物理のエッセンスないにある練習問題を解くようにしました。難しい問題集を買ったとしても基礎ができてないうちでは歯が立たないように感じたからです。

物理のエッセンス頼りの勉強法ですが私には効果的でした。

エッセンスの中には単元の項目ごとに例題と練習問題が付いておりこれを解き進めることでその単元の内容を理解していく流れです。

物理のエッセンスに時間をかけて取り組み、浪人が決まった3月から6月までで物理の全範囲を終わらせることができました。

今思うとこの基礎固めが重要だったように思えます。

もちろん塾のテキストも使っていましたが、結局物理のエッセンスがあってよかったと思います。

その後、物理のエッセンスの問題からランクアップさせ「リードα 物理」と「名門の森」を購入し解き始めました。

リードαは基礎、中程度から難易度の高い問題まで収録されており、エッセンスよりは歯ごたえがありますが、解けないわけではない、という感覚でした。

また、名門の森は物理受験生はたいてい持っているのではないかと思うほど有名な問題集ですね。

私の高校のクラスではほぼ9割以上が持っていました。めっちゃ売れてる笑

この問題集には、各分野からある程度の力がないと解けない問題が集められており1冊を完璧にするだけで国立二次レベルに到達するとも言われています。

使ってみた感じ、かなりいい問題集でした。

もちろん夏前では名門の森は手が出ないのでリードαを中心にやっていました。

しかし、自分が得意だなと思う分野に関しては名門の森にある問題を覗いてみては挑戦していましたね。

私の場合だと力学と電磁気に自信があったのでその分野の問題にチャレンジすることはありました。まあ、たいてい解けないんですけど笑

名門の森の解説は非常に丁寧であり分かりやすくまとめられており、解けなかった問題の解答を写すだけでも非常に勉強になりました。まさに写経!!

解答の流れを写しながら、こんな風に考えたらいいのか~と何となくですが二次用物理の流れを理解していった感じです。

手ごたえをつかむ

勉強を進めて、いてなんとなく手ごたえがつかめることがあります。

「あ、この分野は分かったぞ」「この問題ならこうやって解けばいいのか」などです。

僕の場合この手ごたえがあったのは浪人が決まって物理に真剣に向き合ってすぐの頃でした。

今までの物理に対してのイメージは「公式の組み合わせ」だったのですが、勉強を進めるうちに「身の回りの出来事を的確に公式に落とし込み説明ができている学問」であるというように変わっていきました。

公式が示す物理的事象があまりに的確過ぎて感動したことを覚えています。

そういうことだったのか!!!!!!!!!って感じです。

この感覚が点数に反映されているのかは分かりませんが、少なくとも何かしらのプラスにはなっていたと思っています。

物理の勉強が楽しくなりました。
手ごたえのつかみ方は人それぞれなので「こうすればいいよ!!」と言えないのが歯がゆいのですが、ぜひとも皆さんにつかんでいただきたいです!

苦手意識の取り除き方

苦手意識は手ごたえがつかめ、点数が取れるようになってくると次第に薄れていきました。

あとは物理って面白いな!って思えたことも大きかったともいます。

このことを友達に言うと「思え気持ち悪いな」って言われてしまうのには納得できないのですが笑

苦手意識の原因としては、点数が取れない、やってて面白くない、勉強したくならない、の3要素が複雑に絡み合っていると思います。

テスト→なかなか点数が取れない→やってて面白くない→勉強したくならない→勉強時間が減る→点数が取れない→さらにやっててつまらない→・・・・・

まさに地獄のループですが一度はまるとなかなか出てこれないですよね。僕もはまっている時期がありました。

たぶん、現役生の11月くらい。

3つのスパイラルから抜け出すには少しの我慢することが必要だと思います。

点数が取れなくても少し我慢して勉強してみる。

やってて面白くなくても少し我慢して勉強してみる。

勉強したくならなくても少し我慢して10分だけ勉強してみる。

少しの我慢を積み重ねて、自分の成長する時期を待ってみてください。

必ず来ます。間違えなく。

点数が取れるようになったり、面白くなったり、勉強したくなればすぐに結果が付いてくると思います。

まとめ

さて、ながながと書いてきましたが、物理の勉強法について理解していただけましたでしょうか。

物理が武器になると国立理系の場合には非常に有利になると思います。

東京大学の理科の問題では物理が化学、生物よりも簡単と言われています。

物理を武器にしてぜひとも志望大学を目指してください。

物理の問題に関して質問があれば遠慮なく言ってください!できる限りこたえたいと思います。

それでは最後まで読んでいただいてありがとうございました。