薬学部のOSCEを終えた体験談

こんにちは、こんばんは!

管理人のけいです!

今日!!
やっとOSCEが終わりました!

本当に長かったです。

今回はOSCEの体験談をここに残したいと思います!

今後OSCEを受ける人がこんな感じなのか~とか、もう受け終わった人がそうそうあったあった~などと思っていただければ嬉しいです!

ネットを見ていても、なかなかOSCE実習の体験談が載っていないのでぜひとも参考にしていただけたらと思います!



OSCEって何?

そもそも論なんですけど、OSCEはみなさん知っていますか??

OSCEとは(Objective Structured Clinical Examination;客観的臨床能力試験)の略称です!

まあよくわかんないですよね笑

簡単に言うと与えられた実習課題を監督者がいる中で制限時間内にクリアする試験です。

ちなみに制限時間は5分!短い!!

監督者は大学教員を基本として、他大からモニター員がやってきます。

モニター員は各大学の公平性を確保するために、他大学の教員が客観的視点から評価を行っていました。

薬学教養センターのほうでも記載されています⇒詳しくはこちら

実際与えられた課題を色々な監督者の前でこなしていきます。

OSCEの目的


OSCEって何のためにやるの??

OSCEをやる目的は薬局実習、病院実習前に生徒のレベルを一定にまで上げておくことにあります。

OSCEが行われる前では、何もせずに実習に参加できていたため、実習に出るに値しない生徒がいたらしいです。

そもそも実習以前に、コミュニケーションが取れなかったり、態度が悪すぎたりする人がいたそうです。

そのため、実習先の病院や薬局から大学側に文句が出たために、OSCEが行われるようになりました。

OSCEは生徒が実習に送り出せるほどのレベルであるという保証するための試験と言えます。

品質保証みたいなやつですね。

OSCEにはどんな課題が出されるの?

どんな課題が出るかはやっぱり気になりますよね。

変な問題が出たら困りますし、本番になってまったく解けないのも困ります。。

OSCEの課題を下の一覧に示します!

領域 課題項目 実施課題数
1. 患者・来局者応対 ・薬局での患者応対
・病棟での初回面談
・来局者応対
1課題
2. 薬剤の調製 ・計量調剤(散剤)
・計量調剤(水剤)
・計量調剤(軟膏剤)
・計数調剤
2課題
3. 調剤鑑査 ・調剤薬鑑査
1課題
4. 無菌操作の実践 ・手洗いと手袋の着脱
・注射剤混合
1課題
5. 情報の提供 ・薬局での薬剤交付
・病棟での服薬指導
・一般医薬品の情報提供
・疑義照会
1課題

こうやって見ると課題の種類が多いですよね。

5個の領域からそれぞれ課題が選択され当日に出題されます。

簡単に説明しますね。

患者・来局者応対

「患者・来局者応対」では薬局や病棟で患者さんとのコミュニケーションの取り方を学んでいきます。

薬局では患者さんにお薬を渡しますよね。

そして、薬の説明をしたり、最近の健康状態を聞いたりしています。

病院でも薬剤師は入院してしてきた患者さんのところに行き、持参薬の確認をしに行きます。

そして、どんな薬を持っているか、入院の目的や副作用歴、既往歴などを尋ねて患者さんのカルテを作成するのが薬剤師の仕事です。

これらをOSCEでは学習していきます。

模擬患者さんを相手にして、言うべきことを繰り返し練習して覚えていきます。

薬剤師の役割は、薬や患者さんの薬歴を管理すること以外にも、患者さんといかに接していくかが問われる時代になってきました。

薬剤師はただ単に薬を渡すだけではなく、患者さんとコミュニケーションを取って健康状態や患者さんの様子をしっかりと把握しなくてはならなくなっています。

薬を渡すだけの薬剤師はもう必要なく、コミュニケーション能力が問われる時代になっています。

そのため、模擬患者相手を相手にして練習することが大事です。

薬剤の調製

続いては薬剤の調整です。

薬剤には錠剤の他にもたくさんの形があることを知っていますか?

この中から当日にランダムで出題される問題が決まり、時間内に解く形になります。

薬剤の調整では計量調剤(散財、水剤、軟膏)、計数調剤から4課題なので、当日どれが出るのか心配になります。

特に苦手な課題があったりするともう大変。

あれが出たら爆死する、あれが出たら時間内に終わらないと心配になってしまいますね。

出題方式は課題を行うステーションが設けられており、そこで課題をやります。

受験生は合図に従ってステーションを順々に回っていき、課題表に示された項目を行います。

大学ごとに全員が同じ課題をやるそうです!

だからといって手を動かすだけなのでカンニングしても意味ないんですけど笑

どんな感じなのか見てみたい人は薬学教養センターが配信しているOSCE動画をチェックしてみてください。

QuickTime形式
Windows形式
.mp4形式

終わった感想

終わった感想は「実習の授業をちゃんとやっててよかった!」でした!

課題は授業でやったことが出ます。

なので授業で習ったことをしっかりと復讐しておけば十分に対応できました。

しかし、当日はけっこう緊張するので、練習中に完璧にしておいてくださいね。

うる覚えの状態で本番に行くとおそらく間違えます!

絶対間違える!!

実習して次の日も実習してって感じなので自然と覚えてくるとは思います。

もはや体で覚える感じ笑

なのでみんなもがんばってね♡



OSCEをやってよかったこと

OSCEってもう大変なことばかりなんじゃないか?って思いますよね?

しかし悪いことばっかりじゃないんです!

皆さんに明るい気持ちになってもらうために私が感じたOSCEのいいところを紹介させてください!

同学年と仲良くなれる

大学って最初のほうにグループができてしまうと、時間が経つにつれてなかなか仲良くなりにくくなりますよね。

実際、私も薬科学科(4年制)の人達とつるんでいることが多く、まあ仲は良いんだけどまあまあって感じの距離感の人が多かったです笑

ぶっちゃけね笑

授業があったらしゃべるし、ご飯も一緒に食べるけど、一緒に遊びに行くのはないかなーって感じです!

しかし、OSCEの練習期間はけっこう長い時間一緒にいます。

長い日は朝から夜暗くなるまで一緒にいました。

こういう機会はいままでにあんまりなかったのでやっぱり仲良くなれます。

また、その人の性格や特徴なんかもわかったりするんですね。

友達が作業する様子を見て、「あ、こいつ意外と雑なんだ」「思ってたより丁寧に作業するんだな」と新しい発見がありました。

驚いたのは、めっちゃおとなしい感じの女子の作業が意外にも雑すぎて、、、笑

自分も何かしら思われたのかな。。怖い怖い

薬学部の先輩と仲良くなれる

2つめが薬学部の先輩と仲良くなれました!

実際、OSCEの練習を指導してくださるのは先輩方で2か月も一緒にいるとだんだん仲良くなっていきます。

新しい先輩と知り合うのも、4回生になってからだと少ないですよね。

しかもサークルとかに入っていなければなおさら知り合うチャンスは減っていきますよね。

そんなときのOSCE実習。

実際私も新しい先輩と仲良くなれました!

OSCE実習がなければぜったいに知らない人同士だっただろうな~と思ってます。

OSCEが終わった後には先輩方と飲み会を開催し、本当に仲良くなれました!

OSCE最高\^o^/

言葉遣いが丁寧になる

最後のいいところに言葉遣いが丁寧になります。

実習には「情報の提供」として薬局や病院での患者さんへの説明課題があります。

説明の際には患者さんと接するわけですからきちんとした言葉遣いでなければなりませんよね。

何回も練習しているとどんどんと自分の中で正しい日本語が身についていくのがわかりました。

人生の中でここまで言葉遣いについて指導されることもないと思います。

親にもこんなに注意されたことありません。

確かに薬剤師さんって皆さん言葉遣いがきれいですよね。

やっぱりOSCE実習の効果なのかな笑

今後の予定

薬学部の今後の予定を確認しておきましょう。

OSCE実習

OSCE試験
↓(いまここらへん)
↓(CBT勉強)
CBT試験

(OSCE、CBT再試)

薬局、病院実習

国家試験勉強期間

卒論発表

卒業

薬剤師国家試験

今はOSCE実習が終わりちょうどCBTが1か月くらい後に控えている状況です。

そう、そしてCBTを勉強しなくてはならない時期。

いややってるんですよ、ちゃんと。

でもね~やっぱね~サボるよね~~~~。

これをラボの人に見られるとまずいんですけどやっぱりサボってしまってします。

勉強しようとは思うんですけどまだ先だし?って感じです。

ZONE2は1周目が終わって他の場所はほとんど見てないです。

いやだめですよね。がんばらないとです。

とりあえず1か月後の試験でちゃんとした結果を出せるように頑張ります!

まとめ

さて、いかがだったでしょうか。

今回はOSCEの感想を書いてきました。

もちろん試験内容は書けないので、抽象的な内容になってしまいましたが、何かしらの参考になったら嬉しいです。

今後OSCEを受ける人はがんばってください!

最後まで読んでいただきありがとうござしました。!